〝出世〟の星【劫財+帝旺】の光と影

今回は、通変星【劫財(ごうざい)】と十二運星【帝旺】を持つ命式の扱いの難しさについて、身近な例をまじえて書いてみます。

身近な例。

それは、職場での経験から得られた学びです。

先日、満60歳の誕生日を迎えた所属部署の部長(以下:K部長)が〝定年〟となり、彼の労をねぎらう食事会が開かれました。

定年の半年前くらいからK部長の発言や様子に気になるものがあり、彼の命式を調べていました。

〝リーダー〟の星【劫財+帝旺】

K部長の命式は、月柱に【劫財+帝旺】があります。

【劫財+帝旺】は、いわゆる〝リーダー〟の星。

なかでも「仕事運」や「壮年運(40〜50代)」を示す「月柱(げっちゅう)」にこの二つの星がある命式は、強い出世運を持つ、と読みます。

【劫財】の特長

競争心、型破り、自己本位、浪費

  • 小さなことより大きなことに興味を持つ
  • 失敗を怖れないチャレンジ精神がある
  • 大胆で一発勝負に強く、チャンスを逃さない
  • スリルとスピード重視
  • 組織をつくることが得意

【劫財】は型破りでパワフルな星で、組織で活動することが得意。

さらに「自己本位」という意味もあり、自立心旺盛な星で組織感覚にも優れています。

【帝旺】の特長

頭領、王様の星

  • カリスマ、トップ、統率力、絶対的な存在
  • 実力を存分に発揮し、目的や目標を次々と達成していく強い星
  • プライドが高く悠然としている

実際、K部長の40代の活躍はめざましく、数々の実績を残しました。

会社の発展に大きく貢献したことは、社内の誰もが知るところ。

50代ではグループ会社の社長を務め、まさに命式どおりの「壮年期」を送りました。

出世の星【劫財+帝旺】

これまで紹介した著名人で月柱に【劫財+帝旺】を持っているのが、《嵐》のリーダー・大野智さんと松本潤さん。

二宮和也さんは【傷官+帝旺】で、メンバー5名のうち3名が月柱に【帝旺】を持っています。

ジャニーズ事務所は、タレントのマネジメントに「四柱推命」をうまく活用しているといいます。

グループ《嵐》については、活動休止宣言にともないブログでも4回にわたり連載しました。

《嵐》の成功は、メンバーのキャスティングに命式を活かし、もともと強い〝個〟を束ねてグループの魅力を最大限に発揮させたことです。

劫財・帝旺と日主【癸】が織りなす《嵐》のリーダー像

ゴーン氏の失墜に見る月柱【劫財+帝旺】の光と影

日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン氏も月柱に【劫財+帝旺】があります。

こちらがカルロス・ゴーン氏の命式です。

カルロス・ゴーン氏

カルロス・ゴーン氏は、約2兆円の有利子負債を抱えて破綻寸前の状態に陥った日産自動車の最高執行責任者(COO)に就任。

1999年に発表した大胆なリストラ策「日産リバイバルプラン」を推し進め、日産自動車をV字回復に導いた辣腕経営者です。

まさに月柱【劫財+帝旺】を地で行く大出世でした。

しかし、2018年11月、ゴーン氏は約50億円の過少申告があったとの容疑で逮捕。

日産自動車から会社資金の流用を指摘されるなか、会長職を解任。

ゴーン氏の失墜に、月柱【劫財+帝旺】の光と影(闇)を垣間見たような気がしました。

重苦しい雰囲気になった慰労会

K部長の慰労会は、予想のとおり重たい雰囲気になりました。

定年の翌日から再雇用制度を利用してパートスタッフとして働きつづけることになっているK部長。

しかし、この状況をうまく受容できていない様子は、その発言から手に取るように感じられました。

次のステージに進む時期を迎えていることを頭ではわかりながらも、月柱【劫財+帝旺】の星が引き寄せた成功体験で、大きくなり過ぎた自意識をもてあましている。

そんな印象です。

グループの子会社とはいえトップを務め、会社員人生の半分以上を管理職として活躍してきた人ですから、当然です。

慰労会の和やかな雰囲気に気を許したせいか、K部長の口からは、さまざまな将来への不安(お金、健康)や、50代で新しいチャレンジを考えていたが、それを実行できなかった後悔の念が次々とあふれ出てきました。

40代後半から50代前半は、企業人にとってはキャリアにおいて最後の大勝負をかける時期でもあります。

仕事上の責任も重くなり、新しいことを始めたいと思いながらも、おそらくそれは厳しい状況だったのでしょう。

運の流れを先読みし、自ら変わりつづける

今回、K部長とカルロス・ゴーン氏の命式に共通する月柱【劫財+帝旺】に注目して記事を書きました。

学んだのは、自分の運気の特長や流れをつかんで自ら変化を起こし、生まれ変わることの大切さです。

四柱推命で命式の読み方を知っていれば、どのような星が巡ってくるのかは一目瞭然。

近い将来、どのような星が巡るのかわかれば、必要な対策もココロの準備も可能になります。

最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない

唯一生き残ることができるのは、変化できる者である

自分の命式を見返しながら、イギリスの自然科学者・ダーウィンの言葉をいまいちど心に刻みました。

敬愛するフォロワーさんの一人、怪しい情報ブローカーさんのきょうのツイートをシェアします。

怪しい情報ブローカーさんは、今年4月、まいど店長さん主催の「フォロワー増大企画 / 居酒屋で乾杯企画@タイムライン」で知り合った〝ひまわり組〟のメンバーです。

〝定年後の鬱〟が社会問題として深刻化し始めているといいます。

シニア世代の健康問題は、そのまま若年層にも負荷をかける時代です。

負の連鎖を断ち切るためにも、セルフマネジメントが大切であり、ここに四柱推命の役立ちがあると思っています。

定年後のことは30代から考える!?