運勢には四季があり、四柱推命では運勢上の季節の変化を大運 (だいうん/たいうん) で読みます。
大運は「10年周期で変化する運」のことで、その人の社会運やキャリア運の流れがわかります。
運勢上の四季の切り替わり点。これが接木運です。
この記事では、30年周期で巡る接木運について「調べ方」や「接木運に起きた現象」を解説します。
人生全般の運の流れの特長をつかむために役立つ知識です。
くるみ
このまま読み進めて、理解を深めてくださいね!
接木運とは?
接木運は、30年周期で巡る人生の方向性が大きく変わるターニングポイントです。
接木運が巡る時期は、これまでの方向性を必然的に変えざるを得なくなります。
そのため、接木運前後の年回りは、新しい運の流れに慣れるまで苦しさを感じやすい傾向があります。
次に巡る運に慣れるまでの時間は、人それぞれで、短くて半年、長くて二年くらい要する方もいます。
節木運とは、30 年に一度巡ってくる運気のこと
- 人生の方向性が大きく変わる時期
- この時期は、これまでの方向性を必然的に変えざるを得なくなるため、その前後の年回りは、新しい運気の流れに馴れるまで苦しい時期と感じやすい傾向がある
- 次に巡る運気に馴れるまでの時間は人それぞれ(短くて半年、長くて2年くらい要する)
接木運を調べる方法
接木運を調べるときは、まず「大運表」を作ります。
大運表とは、命式の月柱の干支 (かんし) から出して作った表のことです。
例として、宇多田ヒカルさんの大運表をご覧ください。
接木運は、丑と寅の間、辰と巳の間、未と申の間、戌と亥の間に巡ります。
つまり、4つの大運支 (地支、十二支のこと) の季節の替わり目が、接木運が巡る時期になる、というわけです。
「4つの大運支の季節の切り替わりって、何ですか?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
こちらの図を見てください。
じつは、運勢には四季があり、運勢上の季節の変化を大運で読むのです。
大運支の「支」は、地支 (十二支) のことで、地支 (十二支) は四季の季節を表します。
寅・卯・辰=春
巳・午・未=夏
申・酉・戌=秋
亥・子・丑=冬
…といった具合です。
つまり、接木運が巡る丑と寅の間は、冬と春の変わり目、辰と巳の間は、春と夏の変わり目、未と申の間=夏と秋の変わり目、戌と亥の間=秋と冬の変わり目…となるのです。
再度、図で確認してみてくださいね。
接木運に起きた現象(著名人の事例)
ケース ①|小田 和正さん
小田和正さんといえば、『ラブ・ストーリーは突然に』。
イントロが流れただけで 胸キュンが爆速し、バブル世代のハートをわしづかみにした名曲です。
「オリコンシングルチャート第1位」「シングルミリオンセラー突破」など、オフコース時代に叶えられなかった快挙の裏には、接木運がありました。
小田和正さんの大運表では、14歳と44歳前後で 接木運 が巡りました。
44歳前後は、オフコースの解散以後、ソロ活動を本格化させた時期に重なります。
1989年(42歳)、オフコースの解散以後、小田和正さんはソロ活動を本格化させました。
そして、44歳を迎えた1991年。
『ラブ・ストーリーは突然に』の大ヒットです。
フジテレビ月9ドラマ『東京ラブストーリー』の主題歌として制作した楽曲で、「オリコンシングルチャート第1位」と「シングルミリオンセラー突破」を一挙に成し遂げました。
『ラブ・ストーリーは突然に』の大ヒットとともに30年周期の運気(接木運)は切り替わり、オフコース時代のさまざまな経験を経て、小田和正さんとしての活動が華々しくスタートしました。
その後の活躍はご承知のとおりです。
小田和正さんの《大運律音》と〝人生のフルムーン〟ケース ②|宇多田 ヒカルさん
宇多田ヒカルさんの 節木運 は、25歳、55歳、85歳です。
宇多田ヒカルさんが、最初の結婚相手と離婚した時期に節木運が巡っていました。
2002年、宇多田ヒカルさん(当時19歳)は15歳年上の、カメラマンで映画監督の紀里谷和明さんと結婚。
離婚は2007年のことで、当時宇多田ヒカルさんは24歳でした 。
ケース ③|手越 祐也さん
元NEWSのメンバー、手越祐也さんの 節木運 は、1歳、31歳、61歳です。
手越祐也さんは、緊急事態宣言発令中の 4月下旬、都内の飲食店で〝手越ガールズ〟を集め、飲み会を開いていたことが、一部週刊誌に報じられており、非難の声が殺到していました。
2020年5月26日に、無期限の活動休止という新たな処分が発表。一連の処分に反発した手越祐也さんが、独立を決断したかたちです。
手越祐也さんは現在32歳(2020年5月現在)。
31歳の誕生日前後で、接木運が巡り、30年周期で巡る社会運が大きく切り替わり、人生の方向性が変わりました。
手越祐也さんがジャニーズから独立。黒川弘務元検事長と共通の【沐浴】も!!接木運に起きた現象(一般の方の事例)
ケース ④|みゅうさんのご子息
こちらは、Twitterでやりとりをしている方を対象にしたブログ公開鑑定、四柱推命ザツ鑑定に参加してくれた みゅうさんのご子息(長男)の大運表です。
23歳で接木運が巡っています。
みゅうさんのご長男は、10代半ばからにうつ病にかかり、たいへん苦しい時期を過ごされました。
しかし、23歳で30年周期で訪れる人生の大きな節目 接木運が巡りました。
母:みゅうさんによると、23歳から自立への道を具体的に歩み始め、自立支援事業所に通いはじめた時期と重なる、とのことでした。
大運【比肩 / 長生】の影響がしっかりと顕れています。
みゅうさんのご長男は、人生の厳しい冬の時期(亥ー子ー丑)を乗り越え、23歳前後で、春の時期(寅ー卯ー辰)の30年が始まっています。
四柱推命ザツ鑑定099|みゅうさんの長男さん シングルマザー・みゅうさんの感想(三人のご子息の四柱推命鑑定を終えて)まとめ
四柱推命では、10年周期(大運)、30年周期(接木運)で人生の節目と運気の特長を知ることができます。
幼少期から10代全般にわたり、ココロの病気で苦しんだみゅうさんのご子息のケースにあるように、運気は確実に切り替わります。
物事がうまく運ばない場合も、運の流れや節目を知ることで〝未来〟の見え方が変わります。
占いを〝リフレーミング〟として活かす方法です。
リフレーミングとは、ある出来事や物事を、今の見方とは違った見方をすることで、それらの意味を変化させて、気分や感情を変えること
接木運について、もう一度シェアします。
節木運とは、30年に一度巡ってくる運気のこと
- 人生の方向性が大きく変わる時期
- 4つの大運支の季節の切り替わり(丑と寅の間、辰と巳の間、未と申の間、戌と亥の間)に起こる
- この時期は、これまでの方向性を必然的に変えざるを得なくなる
- その前後の年回りは、新しい運気の流れに馴れるまで苦しい時期と感じやすい傾向がある
- 次に巡る運気に馴れるまでの時間は人それぞれ(短くて半年、長くて2年くらい要する)