Twitterのフォロワーの 植木純(azu)さん(以下:azuさん)から依頼を受けて、四柱推命で命式のリーディングを進めています。
命式検証レポート3回目、最終回になります。
azuさんのプロフィールはこちらです。
パート1、パート2はこちらで書きました。
ありがたいことに、パート2をアップしてすぐにazuさんが引用ツイートしてくださいました。
自分自身は「鑑定士」と名乗れるほどトレーニングを積んでいないので恐縮しきりです。
とにかく、このブログで、書いて、書いて、書きまくって、研鑽をさらに積んでいこうと思っています。
四柱推命を極めるには、とにもかくにも実占(じっせん)を積むことが大切で。
鑑定の内容が依頼者さんにとって胎落ちしているか、フィードバックをいただくことが習得の王道です。
浅野太志先生の著書『四柱推命・完全マニュアル』や「四柱推命講座」の教科書をひもときながらレポートを仕上げました。
セオリーどおりであることに、四柱推命への信頼をよりいっそう厚くしています。
ご自身のブログでフィードバックレポートを書いてくださるとのこと。
azuさん、応援をありがとうございます。
では、レポート3回目、最終回のきょうは、④、⑤について書いてみます。
① azuさんの五行バランス ② azuさんの内面性(日干支) ③ 先天的に備わっている才能【傷官】 ④ 社会的使命【食神+絶】 ⑤ 開運のポイント ※①、②をパート1、③をパート2、④、⑤をパート3で書いています
※今回の記事も、植木純(azu)さんに事前の内容確認をいただいた上で公開しています
azuさんの社会的使命(第二宿命)とは?
こちらがazuさんの命式と、五行バランスです。
まずは、④の「社会的使命」を意味する「第二宿命」を見ていきます。
鳥海流・四柱推命では「第二宿命」は、大運(10年ごとの自分を取り巻く社会運)の二段目にある星で読みます。
azuさんの大運表がこちら。
大運表の2段目にある星は、通変星【食神】と十二運星【絶】の組み合わせ。
通変星【食神】の特長
人気、快楽、財産、恋愛、子ども
- とにかく楽しいことが好きで、人に喜ばれて感謝されるのが大好き
- 人間的な魅力がそのままお金に変わるタイプ
- 【食神】は衣食住を意味する星。ファッション、料理、居空間に対して高い意識を持つとよい
豊かな感性と高い表現力で人々を喜ばせ、〝感謝のエネルギー〟を循環させる。
これが、第二宿命に【食神】を持つ azuさんのコンセプトです。
表現の星【食神】は「食」という字があるように、この星を持っている人は「口」にまつわる仕事、具体的には「料理人(シェフ、パティシエ)」「芸能人(歌手、アイドル、お笑い芸人)」「講師」などが適職とされ、こうした職業に携わることで運が開ける星でもあります。
今年2019年2月24日、天皇陛下在位30年記念式典で、天皇陛下が作詞、皇后さまが作曲された琉歌を披露した歌手・三浦大知さん、それから『メモの魔力』が大ベストセラーになり、若者を中心に〝メモ魔ブーム〟を巻き起こしている前田裕二さん(SHOWROOM株式会社代表)も、「第二宿命」が【食神】です。
表現の星【食神】の性質が十分過ぎるほど活かされていることを感じています。
つづいて、表現の星【食神】とかけ合わせて読む十二運星【絶】について。
十二運星【絶】の特長
イメージ:あの世、肉体を失った魂の状態
- 天才
- 自由な立場と鋭い感覚が武器
- 普通の生活には向かない
- いろいろな面を持つ
四柱推命の十二運星は、運勢エネルギーの強弱を示す星。
人の一生に見立てて運の強弱を表します。
十二運星とあるように、全部で12個あります。
十二運星について
人が生まれてから、命が尽きるまでの一生に見立てて、運の強弱を表す
勢いがあるのは、成長期から完成期を示す【長生】【冠帯】【建禄】【帝旺】
【胎】母親の胎内に命を宿し
【養】養い、育てられ
【長生】成長して
【沐浴】裸になって身を清め
【冠帯】成人となり(〝冠帯〟は成人の儀式の意味)
【建禄】社会人として一生懸命働き
【帝旺】人生の頂点に達して
【衰】少しずつ衰えていき
【病】病の床につき
【死】死を迎え
【墓】墓に入って
【絶】あの世へと旅立つ(土に還る)
azuさんの「第二宿命」にある十二運星【絶】のほかにも、【病】【死】【墓】【絶】など、やや不気味なイメージの漢字が並んでいます。
命式を読む場合は、この十二運星と通変星の組み合わせで読んでいきます。
第二宿命に込められた〝ボヘミアン〟
植木純(azu)さんは、現在、Twitterでは「植木純(azu)@ぼへみ」さんとして発信されています。
じつは今年3月に知り合ったときのアカウント名は「ぼへみ」でした。
「ぼへみ」に込められた思いは、こちらのツイートに書かれています。
名前(ぼへみ)の由来
ボヘミアン:世間の習慣など無視して放浪的な生活をする人。
詳しいプロフィールはペライチをご覧下さい。https://t.co/Eor2x2X8x1
— ぼへみ@あづ (@bohemi_azusa) March 24, 2019
今回、azuさんの「第二宿命(社会的使命/社会からの期待役割)」を知ったとき、正直驚きました。
通変星【食神】と十二運星【絶】の組み合わせは、ぼへみさんという名前の由来である「ボヘミアン」と重なって読めたからです。
十二運星【絶】を持っている人は、鋭い直感力とひらめきを武器に、自由に生きることにあります。
azuさん自身、周囲の目など気にせずに、自分のペースで過ごせればどんなに愉しいことかといつも思っているはずです。
変化をおそれず常に刺激を受けながら楽しさを追求すること。
これが azuさんの生きがいであり、第二宿命なのです。
パート2の記事で、azuさんの命式の月柱の十二運星【胎】について書きました。
十二運星【胎】は、旺盛な好奇心で、自分自身がどんどん変わっていくこと楽しむ星です。
旺盛な好奇心、鋭い直感力とひらめきが武器。 変化をおそれず常に刺激を受け、楽しさを追求しながら豊かな感性と高い表現力で人々を喜ばせ、〝感謝のエネルギー〟を循環させる
これが、azuさんの「第二宿命(社会的使命/社会からの期待役割)」です。
十二運星【絶】を持つ人の心得とは?
十二運星【絶】という星を持つ人が、つねに忘れてはならないのが「すべて世の為、人の為に」という「社会貢献」の視点です。
十二運星【絶】のエネルギーは、「あの世、肉体を失った魂の状態」。
確かに不安定さがつきまとっている感もあります。
しかし、この不安定な感覚こそ【絶】を備えている人の最大の強みであり、azuさんにとって人生を謳歌する鍵。
時代の変化は加速しています。
そういう時代において、〝変化がデフォルト〟という命式をお持ちの azuさんは幸いです。
通変星【食神】と十二運星【絶】を持つ azuさん。
Twitterアカウントの「ぼへみ」というお名前が、「第二宿命」の核心をついていて驚くばかりです。
「世間の習慣など無視して放浪的な生活をする人」という意味の Bohemian。
azuさんは、「植木純(azu)@ぼへみ」というTwitterアカウントで、変幻自在に生まれ変わり、タイムラインを魅了する存在へと日々進化していくのです。
44歳から30年単位の運気が切り替わる
さいごに、⑤ 開運のポイントについてカンタンに触れます。
現在、azuさんは42歳。
44歳から大運が切り替わります。
くわえて44歳から30年単位の運気の切り替わり時期【接木運】が巡ってきます。
44歳から74歳の30年間は、地支に「辰 / 卯 / 寅」が巡り、azuさんの命式の「木」の五行(比劫)がより強くなります。
以下のチャートの青い部分がより大きくなる、ということです。
レポートのパート1で「比劫争財」について説明しました。
azuさん自身を示す「比劫」が強くなり、「財」を握りつぶさないように気をつける必要があります。
azuさんの命式は「財」と「印」が弱いため、開運のアドバイスは次の2点になります。
① これでもか、というくらい目標を明確にする。自分のビジョンをひとりでも多くの人に伝える ② 必要なことを貪欲に学ぶ(生涯学びつづけるテーマを持つ、インプット〜アウトプット〜フィードバック #樺沢塾)
あと二つ、開運のアドバイスがあります。
一つは、足りない五行を意識して補うことです。
日主に「水」の五行を持つ人、あるいは「土」の五行を持つ人と積極的に関わることなどがあげられます。
もう一つは、44歳からの10年間に巡る大運干支【壬辰(みずのえたつ)】を持つ人に応援してもらう、という方法です。
azuさんの44歳からの10年間に巡る【壬辰】という干支。
身近な方でいうと、自称〝愛の拡散製造機〟まいど店長さんが【壬辰】をお持ちです。
ぜひ「まいど店長さん」と親しくなって〝愛の拡散製造機〟を積極的に活用され、猛RT(リツイート)という〝滝行〟で、心身ともに鍛えていっていただければと願っています。
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長くなりましたが、これで終わりにします。
このたびは、拙ブログの連載企画「命式検証」の一番手を務めてくださり、ありがとうございました。
Twitterをはじめ、さまざまな出会いを通じて azuさんの人生を愉しく切り拓いていってください。
いつも応援しています❤️
〝愛の拡散製造機〟まいど店長さんについては、こちらの記事で書いています。よろしければお読みください。
四柱推命鑑定|まいど店長さんの誕生日に寄せて