こんまり流・片づけ術で第二宿命【正官*死】を生きる

「片づけコンサルタント」で知られる近藤麻理恵こと、こんまりさんの命式を読む3回目。

今回は、命式の通変星と十二運星の意味を照らし合わせながら、こんまりさんの生き方や在り方をひもといていきます。

こんまりさんのオフィシャルな特長は?

命式を読むときは、「主星(中心星)」と「自星」の2つに注目します。

主星(中心星)では、その人の「オフィシャルな面」を、自星では「プライベートな面」を読みます。

こんまりさんの場合、オフィシャルな性質は【正財】になります。

こちらがこんまりさんこと近藤麻理恵さんの命式です。

【正財】の意味と特長

堅実、合理的、慎重、公明正大

  • 目標に向かって着実にコツコツと努力する
  • 社会的な信用は抜群
  • 正直で真面目
  • 夢を追うよりも現実のものごとを着実に実行することにこだわる

主星(中心星)に【正財】を持つ人は、仕事の手を抜くことなど御法度。どんなに面倒に思えるような些細な仕事でも、真剣に誠心誠意取り組むタイプです。

公明正大で、裏表のない誠実なキャラクターで、周囲からの信頼度はバツグン。真面目で忍耐強く、自分を律することにも長けています。

もともと合理的なタイプなので、ものごとの優先順位をわきまえるのは当たり前。物事の判断にも感情を差し挟むこともほとんどありません。

弱点をあげるとしたら、柔軟性に乏しいところや、変化の著しい状況に対応することへの苦手意識があげられます。

でも、こんまりさんの命式には、新しいことが大好きな【胎】が2つもあり、これが【正財】の弱点を補っているようにも感じられます。

そもそも、こんまりさんの中年期や仕事運を示す月柱に「守護神」の十干【甲】があるため、仕事運に恵まれている命式の持ち主です。

こんまりさんのプライベートな性質は?

つづいて、こんまりさんのプライベートな性質を示す【正官】を見てみます。

【正官】の意味と特長

誠実、信用、責任、行動力

  • 生まれながらに誠実さと気品が備わっている
  • プライドが高い
  • 保守的、社会秩序やルールを重んじる
  • 社会貢献意識が高い

自星に【正官】を持つ人は、社会の秩序やルールを大切にし、これをきちんと守るような生き方を選びます

こんまりさんのメインテーマ「整理整頓」の本質とは、ルールにしたがってモノや情報を秩序立てることですが、【正官】の性質と重ねて読みたいところです。

【正官】は、日柱だけでなく年柱にもあります。

幼少期から成人するまでの時期の特長は、年柱で読みます

こんまりさんの歩みを見ると、この年柱【正官】が顕れていることがわかります。

  • 幼稚園年長の時から「オレンジページ」「ESSE」などの主婦雑誌を愛読
  • 小学生の時には整理整頓係を務めるなど、幼い頃から家事や片づけや整理整頓に関心を持つ
  • 中学3年生の時に『「捨てる!」技術』(宝島社新書、辰巳渚著)を読んで大きな影響を受け、本格的に片づけの研究を開始
  • 大学2年生の時から片づけコンサルティング業務を開始。卒論テーマは「ジェンダーの視点から見た掃除/片づけ」

年柱と日柱に同じ【正官】を持つ こんまりさん。

幼少期〜10代に大切にしてきた価値観(年柱)と、プライベート(日柱)の価値観に自己矛盾が生じないタイプであることがわかります。

くわえて、この年柱、日柱【正官】をつないでいるのが、社会的な信用が抜群の星【正財】です。

幼少期とプライベートの両面でこんまりさんが大切にしてきた価値観を、無理矛盾なく社会的な信用につなげ、財(お金、人々との縁)を築いていく流れを読み取れます。

第二宿命には【正官】とスピリチュアルの星【死】

社会の秩序やルールを重んじる【正官】は、こんまりさんの第二宿命にもあります。

その人の第二宿命(社会的な使命)は、大運の二段目で読みます。

四柱推命を学んでいるひとりとしては、こんまりメソッドは、大運二段目にある【正官】【死】がカタチになったものであると深読みしたいところです。

それは、十二運星【死】がスピリチュアルの星でもあるから。

十二運星【死】の性質

イメージは「死人」

  • ひらめき、霊感、神通力がある
  • 神道や神社に縁がある
  • 観察力が鋭い
  • ゼロから何かを作る

「こんまり流・片づけメソッド」のキーワードは〝ときめき〟

「そのモノにときめきを感じるかどうか?」を取捨選択の基準に置いて、自分の内なる声に耳を澄ませながら断捨離を進める片づけの手法に、スピリチュアルな要素を見いだす人のコメントに、おのずと目が留まります。

なかには、プラグマティズム(実用主義)や、スピリチュアルの側面を指摘している方もいます。

〝巫女〟を思わせるこんまりさんのイメージや、片づけを始める前に正座をして目を閉じて感謝を捧げる神秘的な姿には、真面目さ誠実さを示す通変星【正官】や、「神道や神社に縁がある」十二運星【死】に重なります。

このように、1月1日から配信が始まったNetflixの動画を見た方々の感想ツイートで指摘されている内容は、こんまりさんの命式からも読み取ることができるのです。

もっと片づけを通じて世の中に貢献したい

こんまりさんは、その人の表面的には顕れにくい本質(生き方、在り方、価値観)を表す蔵干通変星に2つ、第二宿命も合わせると行動の星【正官】を3つ持っています。

この【正官】には「社会貢献への意識」という意味があります。

実際にこんまりさんも以下のインタビュー記事で、「もっと片づけを通じて世の中に貢献したい」と語っています。

実際のところ、私自身は海外でのお仕事を考えていたわけではなかったので、世界各国の方からこんなに反響をいただけたことに、自分が一番びっくりしたくらいです。

それ以来、海外の家庭を訪問する機会も増え、「もっと片づけを通じて世の中に貢献したい」という思いが次第に強くなっていきました。今では、「Organize the World(世界を片づける)」という、ちょっと大きな夢を抱くようにもなりました。

出展:アメリカに渡ったこんまりさんの今――“ときめきの片づけメソッド”に世界がラブコールを送り続けるワケ(WomenType 2018/4/25)

社会的な使命(社会から期待される役目)を表す第二宿命には、行動の星【正官】とスピリチュアルの星【死】の組み合わせがあります。

したがって、四柱推命ではこんまりさんの第二宿命は「スピリチュアルを活かして社会貢献すること」と読みます。

2つあるユーモアセンスが抜群の星【偏印】

こんまりさんの日干支【丙子(ひのえね)】は〝冬の太陽〟です。

真夏の太陽は日差しが強すぎますが、冬の太陽は冷えた空気をポカポカと温めてくれます。

そんな〝冬の太陽〟のような性質を持って生まれたこんまりさんですが、彼女のユーモアやコミュニケーション力の高さは、年柱、月柱に2つある通変星【偏印】に顕れ、日干支【丙子】の性質を引き立てています。

散らかった家に足を踏み入れるときにも、近藤は「わあ、汚い」というネガティブな反応ではなく、英語で「I love mess!(私、散らかっているのが大好きなんです!)」とウキウキしてみせる。これも、アメリカ人の心にぐっとくるポジティブさだ。

このように、近藤はときおり「I feel happy」といった英語も挟むのだが、それがネイティブの英語らしくなくても、日本語の訛りがあっても、アドバイスを受けている家族や視聴者は全然気にしていない。それどころか、最初のエピソードでは、お世辞など言えない幼い子どもまでが、「私は彼女が一番好き!」と近藤にすっかりなついていた

出展:賛否両論の中でも「こんまりの片づけ」が世界中で大ブレイクする理由【連載】幻想と創造の大国、アメリカ(10) /渡辺由佳里/FINDERS

【偏印】の意味と特長

  • 知的好奇心が旺盛
  • 新しいものに敏感
  • ユーモア精神
  • 美意識が高い(10種の通変星の中でも1、2位を争う)
  • 物事を客観的に分析する能力に長けている
  • 海外、IT、医療、占いとの縁がある

【偏印】は、海外にも縁がある通変星です。

こんまりさんは「思いがけず、片づけの仕事を通じて海外に移住することになった」と語っていますが、もともと海外に縁があることは命式に出ていました。

以上のように、命式の通変星から、こんまりさんの生まれ持った特長や、与えられた社会的役割を読み解いてみました。

Netflixのオリジナル番組の配信開始にまつわる話題に乗じて、こんまりさんの命式を読み込んで3つの記事にまとめてみました。

腑に落ちる点も多々あり、手応えのあるリーディングになりました。

立春から始まる2019年【己亥】は、こんまりさんにとっては【傷官】が巡ります。

Message

こんまりさんへ

【傷官】が巡る時期は、精神的にピリピリして、ストレスが溜まりがちな時期でもありますが、ひらめきや美的センスが冴え渡る時期でもあります。

美しいものやコトに触れる機会を意識して持つことがリフレッシュ対策なります。魅力的な笑顔を忘れずに、気持ちをおおらかに過ごしてくださいね❤️

 

こんまりさんについて書いたあと2つの記事について興味のある方は、こちらをどうぞ。

こんまりさん(近藤麻理恵)に学ぶ【三徳】の活かし方

五行バランスで、こんまりさんの開運期を読んでみた