片付けコンサルタント〝こんまりさん〟こと近藤麻理恵さん(以下こんまりさん)の番組「KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~」が、2019年1月1日にNetflixで配信開始され、これがアメリカで話題になっています。
こんまりのNetflix番組がアメリカで話題。
「ときめき」で取捨選択し、家に「挨拶」する「こんまりメソッド」はセラピー的効果も? 一方で本の扱いを巡っては議論が勃発。家事が女性の仕事になっていることを浮き彫りにしている、との見方も。https://t.co/NiNiXBbCHm#こんまり #KonMari
— CINRA.NET カルチャーメディア (@CINRANET) January 17, 2019
こんまりさんといえば『人生がときめく片づけの魔法』。
この本は、2010年に出版され、ミリオンセラーになりました。
こんまり流・片付けの魅力を一言で表すと、「そのモノにときめきを感じるか否か?」という、モノの処分に〝ときめき〟という〝直感〟による物差し(判断軸)を採り入れたこと。
当時わたしもこの本を買い求め、断捨離に励んだ記憶があります。
「だってもう、ときめかないんだもん!」という問答無用感120%の〝ときめき〟には、モノを処分するときの罪悪感をやわらげる効果がある。そんな感覚も、たしかにありました。
この『人生がときめく片づけの魔法』が翻訳され、こんまりさんは、一躍海外でも話題の人に。
2015年には、今年創刊96年を迎える米国のニュース雑誌『TIME』で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれました。
これがきっかけで、アメリカでの仕事が増えていくなか、こんまりさん一家は2016年からアメリカ・カリフォルニア州で暮らしています。
今回は、そんな〝こんまりさん〟こと近藤麻理恵さんの命式を読んでみます。
四柱推命【三徳】とは?
こちらが、こんまりさんの命式です。
知性の星(印星)、行動力の星(官星)、人脈の星(財星)3つが、命式の中に最低1つ以上ある人を【三徳】といいます。
【三徳】とは?
印星、官星、財星の3つが、命式に最低一つ以上あること。運勢バランスが優れているため順調な社会生活を送りやすい
◎自分ひとりで何でもできる傾向が強い
△世間体を気にしすぎて失敗を怖れる傾向もある
【三徳】を構成する3つの星の意味
- 印星:知性、教養、名誉の星
- 官星:信用、気品、行動力、責任感の星
- 財星:人脈、コミュニケーション、財産の星
【三徳】を活かす秘訣とは?
【三徳】の人が運気を上げるには、次の①、②、③の流れを意識することが大切です。
【三徳】の人の開運ポイント
①豊富な知識を身につける(印星)
②行動して地位を確立する(官星)
③お客様に理解され人気が出ることでお金が生まれる(財星)
【三徳】の活かし方
現在のこんまりさんはどのように成長してきたのか、【三徳】に目を向けて、これまでの歩みを調べてみました(※ウィキペディアを参照し、一部筆者が補足)
【印星】を磨く:〝片付け〟というテーマに出会い、探究する時代
- 幼稚園年長の時から「オレンジページ」「ESSE」などの主婦雑誌を愛読
- 小学生の時には整理整頓係を務めるなど、幼い頃から家事や片付けや整理整頓に関心を持つ
- 中学3年生の時に『「捨てる!」技術』(宝島社新書、辰巳渚著)を読んで大きな影響を受け、本格的に片付けの研究を開始
- 大学2年生の時から片付けコンサルティング業務を開始。卒論テーマは「ジェンダーの視点から見た掃除/片付け」
【官星】を磨く:学び、実践したことを果敢にアウトプットする時代
- 大学卒業後、株式会社リクルートエージェント勤務を経て2009年に退職し、本格的にコンサルタントへの道へ。
- 女性限定の「乙女の整理収納レッスン」や、紹介が必要である「社長の整理収納レッスン」などの業務を行う
- 2010年12月27日に『人生がときめく片づけの魔法』(サンマーク出版)を出版。同書はテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などに取り上げられる
- 2011年、100万部を超えるベストセラーに。
- 2010年から翌年にかけて、『王様のブランチ』『NHKニュースおはよう日本』『ひるおび!』『中居正広の金曜日のスマたちへ』などのテレビ番組に出演
- 2014年に結婚
【財星】を磨く:アウトプットでファンとの信頼を深め、拡げる時代
- 2015年、『TIME』で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれる。同年年末『情熱大陸』に出演
- 2016年、アメリカへ居住を移す
- 2019年1月1日、Netflixで「KonMari~人生がときめく片づけの魔法~」配信開始
このように、現在のこんまりさんの活躍の土台には、自分の興味を持ったことを貪欲に探求しつづける「①印星の時代」があったことがわかります。
約15年にわたる ①印星(学びと探求)の時代 が、現在の ②官星(行動、責任)と③財星(人脈)の時代 を支えているのです。
こんまりさんの命式を読んでみる
こんまりさんの日主は、【丙(ひのえ)】です。
【丙】について
「太陽」のイメージ
- 明るく楽観的で好奇心旺盛
- 裏表のないタレントタイプ
十干をパワーの強い順に並べると、【丙】は第1位の星。
参考までに、十干の順番は次のとおりです。
十干のパワーの強い順
①丙、②戊、庚、壬、③甲、④丁、⑤乙、己、辛、⑥癸
【丙】を日主に持つ人は、脚光を浴びるポジションにつくことで、持ち味が十二分に発揮される人生になります。
自然界では「太陽」を表す【丙】ですが、気分にムラがあるのはNG。つねに笑顔でいられる状態をつくることが開運の秘訣です。
そのために、「どうしたら人の役に立てるか?」を考えて、陰ながら努力を積む生き方が大切になります。
【三徳】をやわらげる十二運星とは?
こんまりさんの命式の十二運星を見ると、年柱と日柱に【胎】、成人後から働き盛りくらいまでの中年運や、仕事運を表す月柱には【墓】があります。
【胎】の特長
「胎児」のイメージ
- 新しいことに挑戦するのが好き
- 変化をいとわない
- 理想を求めて突き進む
【墓】の特長
「入墓」のイメージ
- 探究心旺盛、凝り性
- 地味でも一つのことをコツコツすると開運
日主【丙】から、こんまりさんは、中心的な役割を担う使命を持って生まれた人物であることがわかります。
こんまり流・片付けメソッドで、「太陽」のように世の人々を明るく照らす。
このミッションを果たすために、こんまりさんは、十二運星の【胎】【墓】、そして【三徳】を上手に活かして生きている様子が読み取れます。
【三徳】には「世間体を気にしすぎて失敗を怖れる傾向」もあります。
でも、2つの十二運星である「変化を怖れない【胎】」と「探究心旺盛な【墓】」が、〝【三徳】の気にしい〟をやわらげ、かえって成長の原動力になっているようさえ思えます。
こんまりさんの【三徳】の活かし方は、ぜひ見習いたい方法です。
欠けている星を補って開運につなげる
陰陽五行思想をベースにした四柱推命は、欠けている星を持っている人と組んだり、欠けている星を補う行動を取ることで運気が上がります。
具体的には、以下のようなイメージです。
欠けている星を補う行動
(印星)が不足→「勉強する」
(官星)が不足→「仕事や、スポーツに勤しむ」
(財星)が不足→「人付き合いを良くする」
(遊星)が不足→「自分が愉しいと感じることをする」
(自星)が不足→「何ごとも自分で考えて決める」
自分の場合、命式に「印星」と「自星」がありません。
この「四柱推命を学ぶ」をテーマにしたブログづくりは、じつは、不足している「印星」と「自星」を補う手段として意識して取り組んでいます。
ちなみに「印星」は四柱推命を学ぶこと、「自星」は学んだ四柱推命を活かして自立することです。
自分の命式の特長を知れば、どなたでも始められる開運法でもあります。
くるみ
引き続き、こんまりさんの記事をお楽しみください