気になる話題の人の命式を調べて、四柱推命講座で学んだことをブログの記事にしてアウトプット。
学習効果を感じているので、《四柱推命ザツ鑑定 トレンドPICK UP》を書いています。
くるみ
2020年5月21日に気になったのは、こちらのツイート。
東京高等検察庁の黒川弘務検事長の〝緊急事態宣言中の賭け麻雀〟という問題行動が発覚。辞任の意向を固め、総理官邸に伝えたことが判明という話題です
【黒川検事長 官邸に辞意伝える】https://t.co/WsLOE26Ss1
東京高等検察庁の黒川弘務検事長が緊急事態宣言中に新聞社の社員らとマージャンをしていた問題で、辞任の意向を固め、総理官邸に伝えたことが判明。特例的に定年延長を決めた安倍政権には大きな打撃となる。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) May 20, 2020
黒川弘務検事長については、政府が今年2020年1月、「必要不可欠な存在だ」としてこれまでの法解釈を変更し史上初めて定年を延長。
しかし、野党側からは「官邸に近い黒川氏を検事総長にするためではないか」などと批判が相次いでいました。
今後、検事総長に就任するかどうかが注目されていましたが、黒川弘務検事長から正式な辞任が表明される展開になりました。
くるみ
黒川弘務検事長の華々しいキャリア、黒川氏を重用していた安倍首相との関係はもとより、なぜ、今月にこのような急展開に至ったのか?
四柱推命の視点で読んでいきましょう
黒川弘務検事長ってどんな方?
こちらが黒川弘務検事長の命式と通変星のパラメーターです。
四柱推命では、その人の内面性や大切したい価値観を命式の日柱の十干(じっかん)と干支(かんし)で読みます。
黒川弘務検事長の日柱の十干(じっかん)と干支(かんし)は、こちら。
辛(かのと)
イメージ:美しい宝石や貴金属を表す
キーワード:感受性、繊細さ、観察、努力、プライド、見栄、非情さ
- 高い精神性を持っていて苦労性
- 粘り強く、一度決めたら一つのことをコツコツと続けられるタイプ
- 感受性が豊かで傷つきやすい
- (宝石が汚れ物を嫌うように)人間関係のドロドロしたものを見るのが苦手
辛亥(かのとい)干支番号48
イメージ:冬の小石
- いくつになっても純真で、少年/少女のような心を持っている
- 気さくで開放的でつねに自由を求め、束縛されるのが苦手
- 感受性が強く、自己主張は旺盛、裏表がなくハッキリしている
- 精神的なものを大切にするタイプだが、意外と打たれ弱い面も
- 義理人情を大切にするが、好き嫌いが激しく出る傾向もある
- 目的意識が高く、目的実現のためには多少の困難があっても辞さず、かなり強気
- 生活のなかに変化や刺激を求めており、自分の感性のままに行動する冒険家
① 黒川弘務検事長と五徳
黒川弘務検事長は、五徳という一人で何役でもこなせるマルチなタイプです。
推命パラメーターを見ると、5色全部揃っていることがわかります。
これを「五徳」といいます。
五徳について
印星、官星、財星、遊星(漏星)、自星のすべてが命式にあること
- 運勢バランスがきわめて優れている
- ひとりでも何でもできるマルチなタイプ
- 順調な社会生活を送りやすい
- 社会性がある
- 「五徳」を持つ人は、「五徳」を持つ同士で組むと良い
くるみ
「五徳」の著名人は、サッカーのカズ選手、伊調馨選手(女子レスリング)、工藤公康監督(優勝請負人と呼ばれた福岡ソフトバンクホークス第20代監督)、石原裕次郎(俳優)など錚々たるメンバーが並びます
② 黒川弘務検事長の社会運
第一守護神の【壬】が、黒川弘務検事長の命式の月柱にもあることがわかります。
赤で印を付けた部分です。
守護神とは、命式の日柱の十干と月柱の十二支から導きだされた十干のことです。
ちなみに十干(じっかん)とは、甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸 のことです。
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黒川弘務検事長のように、命式の月柱に自分の守護神の十干がある場合、仕事運や社会運に恵まれる命式である、と読みます。
守護神 =オフィシャルな自分を助ける、という考えがもとになっています。
ちなみに、黒川弘務検事長の第二守護神【庚】は、安倍首相の日干です。
黒川弘務検事長のキャリアにおいて、安倍首相の日干【庚】が〝守護神〟だったことは、ご承知のとおりです。
くるみ
自分にとって守護神の十干を知っておくと便利です。守護神については、こちらの記事をお読みください
③ 黒川弘務検事長の華やかなキャリア
黒川弘務検事長の華々しいキャリアは、大運にも出ていました。
大運は、仕事運など10年周期の社会運を読みます。
以下は、黒川弘務検事長の大運表です。
32歳〜62歳の30年間に身強の星という、最強のキャリア運が巡っていることがわかります。
身強の星とは【冠帯 / 建禄 / 帝旺】のこと。
身強の星【建禄(けんろく)】【冠帯(かんたい)】【帝旺(ていおう)】
:運勢エネルギーが強いため、ビジネスなど社会で成功を収めやすい
実際、黒川弘務検事長のキャリアをふりかえると、1983年(26歳)で検事任官し、その後、地方検察庁に勤務。
のち法務省に異動、司法制度改革で中枢的な役割を担い、2011年(54歳)に大臣官房長。
2016年(59歳)に法務事務次官。2019年(62歳)1月18日東京高等検察庁検事長に就任。
くるみ
52歳〜62歳に巡る十二運星【帝旺】は、キャリア運が最強の王者の星です。大運の運気どおりの活躍ぶりがわかります
④ 黒川弘務検事長の接木運
くわえて、東京高等検察庁検事長に就任した62歳という年齢は、社会運の30年周期の大きな節目でもありました。
社会運の30年周期の節目を接木運といい、人生の方向性が大きく変わる時期です。
黒川弘務検事長の運気は、32歳前後、62歳前後で流れが大きく変わります。
現在は、63歳…
四柱推命で見れば、62歳で退任するべきだったといえるでしょう。
接木運を調べる方法と、接木運に起きた現象をご紹介⑤ 【辛亥】と今月の干支【辛巳】は、納音
最後に、なぜ、黒川弘務検事長の辞任発表がこの時期になったか?
それは、黒川弘務検事長自身を示す【辛亥】と、今月の干支(月干支という)【辛巳】の関係から読むことができます。
黒川弘務検事長の日干支【辛亥】と月干支【辛巳】の関係は、天干が同じで、地支が冲(ちゅう)の関係です。
これを納音(なっちん)といいます。
納音(なっちん)
天干が同じで、地支が〝冲(ちゅう)〟の関係
〝冲〟とは、円形に配した十二支のうち、真向かいに位置する支の関係のこと
※全6パターンある
上のチャートを見ると、【亥】と【巳】は真向かいに位置することがわかります。
後天運(大運、年運、月運、日運)を読むときは、大運>年運>月運>日運 の優先順で読みます。
自分の日干支と後天運(とくに大運、年運、月運)の干支が納音になる場合は
- 物事がおさまる(物事が崩れたり、できかかったものが白紙に戻る)
- 精神的に不安定になる
- 身辺にいろいろな変化が起き、考え方や生き方が変わりやすくなる
くるみ
今月の月干支は【辛巳】。この干支は、2020年5月5日(9時53分)〜6月5日(13時57分)まで巡ります。
ちなみに、命式の中に納音(なっちん)を持っているのが、新元号【令和】の命式です。納音について興味のある方は、こちらの記事をどうぞ
黒川弘務東京高検検事長 ステイホーム週間中に記者宅で“3密”「接待賭けマージャン」 | スクープ速報 #黒川弘務 #スクープ速報 #週刊文春 https://t.co/UMqD2om757
— 週刊文春 (@shukan_bunshun) May 20, 2020
くるみ
麻雀が大好きだという黒川弘務検事長。
プライベート運を表す日柱の十二運星【沐浴】は、思春期の少年のような星。今回の〝緊急事態宣言中の賭け麻雀〟という問題行動に重ね合わせて読みたくなりますが、長くなるのでこのへんで…
《四柱推命ザツ鑑定 トレンドPICK UP》、おそまつさまでした!
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