2019年5月1日から、新しい元号【令和】がはじまりました。
四柱推命鑑定師の花咲詩夢さんが、Facebookに興味深いメッセージを投稿していました。
テーマは、【令和】の命式の読み方。
【令和】は、どのような時代で、どんなふうに生きたらよいのか?
詩夢さんなりのヒントをまとめた内容でした。
花咲詩夢さんの内容に補足して、前編、後編の2回にわたってお届けします。
自分のカンバンで勝負する時代
花咲詩夢さんは、2019年4月1日、新元号【令和】が正式に発表された際の安倍首相の記者会見のエッセンスを、【令和】の命式に重ねながら読んでいました。
悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく。
厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込め、「令和」に決定いたしました。
こちらが【令和】の命式と通変星のパラメーターです。
- 自分のカンバンで勝負する【比肩】
- 異彩を放つ【絶】
- 華やかさが際立つ【冠帯】
安倍首相の会見での言葉の「一人一人の日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる」に重ねて読みたくなる命式です。
9割が自立星の〝令和クン〟
命式のイメージをつかみやすくするために〝令和クン〟として書いてみます
パラメーターを見ると〝令和クン〟は9割が自立星の持ち主。
上の表のブルーで色を着けた【比肩(ひけん)】【劫財(ごうざい)】が自立星です。
〝令和クン〟の特長がこちら。
日主、日柱の干支(日干支)で見ていきます。
戊(つちのえ)
(イメージ)高くそびえる山
(キーワード)義理、現実派、信用、面倒見、親分肌、気分屋、破壊
- 基本的にどっしりとしていて頼りがいのある人
- 人を惹きつける魅力があある(山には豊かな自然があって、人が集まってくることから)
- 誰とでもすぐに仲良くなれる性分、人付き合いは広く浅い傾向
- お天気屋さんの面も(山の天気は変わりやすいことから)
- 意外と頑固な面も
戊戌(つちのえいぬ)干支番号35
(イメージ)秋の山:安定感と広がりがある、山裾の広い山岳
- 独立精神が旺盛で、スケールの大きいことを好む
- 意志が強く、何ごとも自力でやってのける
- 融通が利くタイプではない
- 基本的に温厚だが、内面は神経がとても細やか
- 大変な状況に直面するほど底力を発揮する
- 調子の良いときと悪いときの差が出やすい干支
負けず嫌いの【比肩】が3つも!
【令和】の命式に3つもある通変星【比肩】の特長は、こちら。
【比肩】の特長
自我、自尊心、独立心を表す通変星
- 「肩を並べる」という意味
- 「兄弟」や「ライバル」という意味も
- 負けず嫌いで独立心旺盛、性格はサッパリ
【比肩】の特長を一言で言えば「チャレンジ精神旺盛な負けず嫌い」
このブログでも、【比肩】を持つ著名人について書きました。
- 元祖炎上ブロガーのイケダハヤトさん
- 記者会見で4回も質問をスルーした河野外務大臣
- 〝霊長類最強女子〟の異名を持つレスリング女子・吉田沙保里さん
- 〝キング・カズ〟ことサッカーの三浦知良選手
そうそうたる顔ぶれです。
皆さん【比肩】を命式に持っています。
ただし〝令和クン〟は、この【比肩】が3つ!
くわえてもう一つの自立星【劫財】1つを持っています。
自星(比劫)突出タイプの〝令和クン〟
自立星が9割。
当然ながら〝令和クン〟は自星(比劫)突出タイプです。
自星(比劫)突出タイプ
- 一見ソフトで社交的に見えるが、人は人、自分は自分と考えるタイプ
- 人や社会との協調性はない
- 強靱な意志力とバイタリティが取り柄
- 何に対しても自分のこだわりがあり、強引にやり遂げようとする
幽霊も恐れて逃げ出すパワフルな干支【戊戌】
くわえて、〝令和クン〟の日干支の【戊戌】は魁罡(かいごう)という特別な干支でもあります。
この魁罡(かいごう)と呼ばれる干支を持つ人は、激しく荒波に揉まれるような運気の人生を生きる傾向があるといわれています。
魁罡(かいごう)
幽霊も恐れて逃げ出すほどの強い意志力を持つパワフルな干支
- 【庚辰】(かのえたつ)
- 【庚戌】(かのえいぬ)
- 【壬辰】(みずのえたつ)
- 【戊戌】(つちのえいぬ)
- 【戊辰】(つちのえたつ)
- 【壬戌】(みずのえいぬ)
※流派により異なる
新元号〝令和クン〟は「幽霊も恐れて逃げ出すほどの強い意志力」と「圧倒的な自我の強さとバイタリティ」を持っているタイプです。
保守性と攻撃性が内面で葛藤
鳥海流・四柱推命には「円推力(えんすいりき)」という読み方があります。
円推力とは、年柱、月柱、日柱にある60干支の干支番号に置き換え、円盤上にそれぞれの干支番号を頂点としてかたちづくられる三角形が示すエリアや面積などから、その人の宿命や、行動パターンなどを見ていくものです。
こちらが、新元号〝令和クン〟の円推力です。
新元号〝令和クン〟の命式で、わかったことは次の二つ。 新元号【令和】を〝令和クン〟という一つの人格としてとらえてみると、【令和】という時代の特長やイメージがおぼろげながらつかめるような気がします。 後編では、【納音(なっちん)】に注目して新たに始まった【令和】という時代を生きるヒントについて書きました。
まとめ