四柱推命を学んで初めて「鑑定」の依頼をいただきました。
依頼者さまは、鳥海流四柱推命鑑定師であり、講師としても活動を始めた花咲詩夢(はなさか しむ)さん。
彼女との出会いは、2018年5月ころ。
わたしが管理人を務めるFacebookグループの立ち上げメンバーでもあり、現在も、積極的にかかわってくれているこころ強い仲間です。
おととい日曜日(2019年4月7日)、無事に「鑑定」という名のミーティングを終えました。
ふりかえりも兼ねて、恒例のQ&A形式でレビューを書いてみます。
※花咲詩夢さんより「プロフィールも含めた個人情報を利用してくれてかまいません」という連絡をいただきました。お名前や具体的なやり取りについても触れてみます
一番の気づき、学びは?
次の①〜③の用件を満たした間柄で「四柱推命」を使ったコミュニケーションは最強だ!
ということです。
①すでに一定レベルの信頼関係が築けている間柄
②四柱推命について基本的な知識がある
③自分の命式に真摯に向き合い、活かしたいと思っている
花咲詩夢さんとのミーティングは、この3つがすべて満たされていて、お互いにとって実りある時間になりました。
「鑑定」は、その人の大切なテーマを扱う場であり、コミュニケーションです。
「カウンセリング」的な側面もあります。
鑑定の品質や、依頼者の満足度は、お互いの間に〝ラポール(心の架け橋)〟が築けているかどうかが大きく影響すると思っています。
わたしに鑑定を依頼したら、どんなフィードバックが得られるのか?
「鑑定スタイル」と、提供できる「価値」を、より具体的にしていく必要があるとの思いを強くしました。
依頼者さんが評価した点は?
花咲詩夢さんからいただいた感想は、次のとおりです。
「資料が視覚的にわかりやすく、自分の五行バランスで足りているところ、足りないところがわかった。とくに、比較をお願いした方(詩夢さんの師匠であり、ビジネス上でロールモデルにしたい女性、日干支が同じ)との違いがわかりやすかった」
「わかりやすい」という評価は、最高の褒め言葉です。
花咲詩夢さんにお渡した資料は、こちら。
このブログでいつも使っているフォーマットです。
日干支が同じでも、五行バランスで見ると特長の違いが一目瞭然かと思います。
「今後の活動イメージを描くヒントをもらうこと」
これが、花咲詩夢さんが今回の鑑定に求めるメインテーマでした。
日干支が同じでも、八字で五行バランスを見ると、詩夢さんと師匠の女性とはまったく違った命式の特長があることも伝えられました。
とくに花咲詩夢さんの場合、「財」が極めて弱い命式ですが、今後、この「財」を後押しする年運が巡ってくることがわかりました。
あとはビジョンだけ!足りない部分を補う星が巡る時期が訪れているって言ってもらえてうれしかった
もともと印、比劫、食傷のバランスはよいため、あと一手(財)を強くすれば五行の巡りがよくなる産まれだとわかってラッキー!これからも良いことありそう!という気分になれた
このようなメールもいただきました。
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「四柱推命や五行を使って、どんな鑑定スタイルをつくっていけばいいか?」
これが、わたし自身にとっての課題です。
花咲詩夢さんは、ユーザー目線に立って次のようなフィードバックをくださいました。
自分も鑑定をしますが、皆さん、びっくりするほど相談内容が短いですよ(笑)
そんな感じですから、今回、わたしが受けたような、事前のアンケートやヒアリングはあまりやりたがらないようなイメージもあります
ただ、事前に聞き取りを行ってから資料をしっかりと用意した上で、鑑定を行う、というスタイルを最初にしっかりと告知してすることで、ここに〝信頼〟を寄せるタイプの方に選ばれる鑑定師になると感じました。絶対に需要はあると思います
とても励みになるフィードバックです。
「準備8割」がモットーの、生真面目な性分は自分の命式にもちゃんと顕れています。
花咲詩夢さんのコメントで、自分の特長を活かしていこうとあらためて思いました。
事前ヒアリングって何をしたの?
花咲詩夢さんの鑑定では、「鑑定をリクエストした動機」「本質的な課題」をあぶり出すために事前ヒアリングを2回ほど行いました。
詩夢さんは、自身の仕事イメージを語るとき〝組織〟という言葉をよく使っていました。
〝組織〟という言葉は、日干【戊】のイメージから来ていることがわかりましたが、いったいどういうニュアンスで使っているのか?
花咲詩夢さんの通変五行バランスは【食傷】が強く、何かに縛られるのを好まないため、そもそも人を束ねて率いることが好きなのか、いまひとつピンとこなかったのです。
そこで、「16パーソナリティ診断(16Personalities)」という無料診断テストをやってもらいました。
この結果が、とても興味深いものでした!
花咲詩夢さんは「冒険家タイプ」
じつは、花咲詩夢さんは大学時代に「冒険部」に所属していたというのです!
(彼女自身も、このことを思い出して驚いていました)
事前ヒアリングは、この診断結果の文章やキーワードのなかで「共感する」部分にアンダーラインを引いてもらう方法をとりました。
くわえて、大学時代に所属していた「冒険部」では、詩夢さんはどのような立ち位置で活動していたのか、メールでおしえてもらいました。
五行バランスや、命式の特長を読むことにプラスして、以上のような準備(インプット)して当日を迎えました。
おかけで自信をもって現在の彼女にとって必要なメッセージを伝えられたように思えます。
こちらが話す内容の全体像をつかめて、なおかつ手元資料(メモ)として役立てられるように、命式やヒアリングから気づいたことを以下のようなマインドマップにまとめてお渡ししました。
わたしも一人のユーザーとして「占い鑑定」を受けたことがあります。
占い師とのやりとりはどうしても緊張してしまい、何を聞いたのか、どのようなアドバイスを受けたのかうろ覚えということもありました(録音をするようにしています)
占い師の言葉からインスピレーションを受け、内省は深まり、あれこれとアイデアが浮かんでくることもあります。
独特の言語空間の中で進む占いは、普段の生活では、なかなか味わえない思考体験をもたらす場合もあります。
このようなわたし自身の経緯もあって、占いの言葉を使ったコミュニケーションの可能性を開くためにも、フィードバック用の簡単なメモも用意しました。
詩夢さんも同様の経験があったようで、これを評価してくれました。
ちなみに、この16タイプ別診断を、現在、四柱推命講座中級編でお世話になっている浅野太志先生にもやっていただきました。
先生の日干支は【壬申】。
16タイプ別では「仲介者(メディエータ)」だったとのこと。
「すごく当たっていると思いました!!(もちろん「壬申」の人が、皆このタイプになるかどうかは、わかりませんが…」とおっしゃっていました。
ちなみにわたしの日干支は【癸卯】で、16タイプ別では「擁護者」でした。
「16パーソナリティ診断(16Personalities)」の結果は、日干支の理解を補う資料として使えってみようと思っています。
興味のある方は、以下にアクセスしてやってみてください。
さいごに
花咲詩夢さんの「鑑定」、そして一連の貴重なフィードバックのおかげで、自分なりの鑑定の進め方やスタイルができつつあります。
詩夢さんから具体的なアドバイスもいただきました。
森田さんの鑑定を受けた立場としてひとつご提案です
「占いには興味があっても、何をどう相談したら良いかわからない方に向けたプランもございます。いくつか事前にアンケートに答えることで貴方の課題を整理して、占いをどんなふうに活用したらよいタイミングなのかもアドバイスさせていただきますよ」
みたいな売り出し文句もありかと思います
ちなみに、森田さんにお願いした理由の一つが 比較、分類が得意だからです
浅野太志先生の著書『四柱推命・完全マニュアル』で学んだ八字で五行バランスを見る方法もとても役に立っています。
〝わたしのリーディング〟を必要としてくれる方との関わりを通じて、学び〜実践〜フィードバックのサイクルを回しながら、あるべき鑑定のカタチが見えてくると思いました。
このブログ【四柱推命*自習ノート】をベースに、求める四柱推命の活かし方について、ていねいに発信をつづけていくつもりです。
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日主が【戊午(つちのえうま)】の花咲詩夢さん。
ふところが大きく、何よりも自由に生きることを追い求めている詩夢さんです。
詩夢さんの築いていく「山」は、生命のエネルギーがみなぎる「夏の山」。
山を訪れる人びとは、山とふれあうことで心身が鍛えられ、自由に生きる力をもらえる。
そんな夏山のように、多くの人々に愛される存在になることでしょう。
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花咲詩夢さん、貴重な経験をありがとうございました。
これからも「四柱推命」の活かし方を追求する仲間としてお付き合いを重ねてまいりましょう。
ご活躍をこころより応援しています。
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花咲詩夢さんの五行バランスの特長や、いまの状況、そして、向こう5年くらいの間に巡る運の流れについてはこちらで書きました。よろしければお読みください。
四柱推命鑑定|花咲詩夢さん( Part.1)