人生に変化は、つきものです。
もし、自分の人生の転機が訪れる年齢が何歳ごろなのか?
これを予め知ることができるとしたら、かなり効率的に人生を送ることができると思いませんか?
四柱推命占いでは、人生の転機が訪れやすい時期を読む方法があります。
それが、接木運 (せつぼくうん) と大運 (だいうん、たいうん) です。
今回は「接木運」と「大運」について、事例も交えながら解説していきます。
人生の転機を読む「接木運」とは?
接木運は、30 年周期で訪れる人生の節目、転換点のことです。
四柱推命占いでは、接木運が巡る時期は、それまでの人生の方向性が大きく変わる時期と読み、この時期は、それまでの方向性を必然的に変えざるを得なくなります。
そのため、接木運が巡る前後の年回りは、新しい運気の流れに馴れるまで苦しさを感じやすい傾向があります。
人によって次に巡る運気に慣れるまでの時間は様々ですが、長くて二年くらい要する人もいます。
だからこそ、人生の運気の流れを大きく掴んでおくことが大切なんですね。
くるみ
2021年 8月17日(辛丑年・丙申月・丁酉日)、お笑いコンビ《雨上がり決死隊》が、32年にわたる活動にピリオドを打ち、解散を発表しました。
こちらが、蛍原さんの社会運やキャリア運を読む大運表です。
蛍原さんは、51歳 (実際は50歳8ヶ月) で接木運が巡っていました。
今回の解散について蛍原さんは、「僕と宮迫さんの価値観、方向性の違いが大きくなってきた」と話しています。
四柱推命で調べると、蛍原さんの人生に接木運が巡っていたことが影響していたことが読み取れます。
しかも大運に巡る星は【比肩】。自立や独立を意味する星が作用していることもわかります。
人生の転機を読む「大運」とは?
四柱推命では、自分に影響を及ぼす社会運やキャリア運は、大運 (だいうん、たいうん) で読みます。
大運とは、10年周期で変化する運のこと。
大運は、命式の月柱の干支 (かんし) から出して表を作ります。
こちらが大運表です。
接木運と同様に、大運が切り替わる前後の年回りは、次の大運に馴れるまで苦しさを感じやすい傾向があります。
人によって次の大運の性質に慣れるまでにかかる時間は様々ですが、接木運と同様で、長くて二年くらい要する人もいます。
1万名以上の鑑定に携わってきた 浅野太志先生 (四柱推命の恩師) のお話しによると、自分の命運を活かしている人ほど、接木運や大運が切り替わるタイミングで、次の運気の特長にジャストフィットした出来事が起こりやすいといいます。
実際、浅野先生自身も、大運が変わる 34歳の誕生日の8日後、占いの師匠から突然携帯に電話がかかってきて、それまでミュージシャンをめざしていた夢を諦め、占いの仕事に就く経験をお持ちです。
じつは私くるみも、大運の通変星が自立星の【比肩】に変わった 2017年 12月に、それまで全く関心もなかった四柱推命を学び始め、現在は、会社員の傍ら副業で鑑定の仕事をしています。
もっと早い時期に四柱推命を知っていれば、あれこれ思い悩んだり、無駄に時間やお金を使わなくても済んだかもしれません。
〝たられば〟を言っても仕方ありませんが、誰もが知っている格言、「備えあれば憂い無し」の重みを実感しています。
まとめ
さいごに、この記事でお伝えしたいことを「まとめ」ます。
人生の転機が訪れやすい時期や年齢を読む方法として、以下二つがある。
① 接木運 (せつぼくうん) …30年周期で訪れる人生の方向性が大きく変わる時期
② 大運 (だいうん、たいうん) …10年周期で変化する運
自分の人生の舵取りをするのは、自分自身です。
大運の切り替わりは、いつ訪れるのか? 大運の運気を活かすにはどうしたらいいのか?
そのためにも、人生の転機を読む「接木運」「大運」について理解して、運気の流れを先取りして、運気を活かす計画的な行動が大切であるといえるのです。

サントリーホールディングスの新浪剛史社長の「45歳定年制導入」の発言が話題になりました。
【経済インサイド】サントリー新浪社長「45歳定年制」の波紋 過去にも東大教授が提唱 背景に日本型雇用の限界 https://t.co/wZjxF1472L
日本型雇用システムが時代に合わなくなってきたことが背景にあり、建設的な議論へ発展させることが求められている。
— 産経ニュース (@Sankei_news) September 18, 2021
ここまで読んでくださったあなたなら、「定年制」というものさしそのものが不要であることをわかっていただけたかと思います。
現代は、VUCA (ブーカ) 時代 と呼ばれています。
VUCAとは、V(Volatility:変動性)、U(Uncertainty:不確実性)、C(Complexity:複雑性)、A(Ambiguity:曖昧性)、これら4つの単語の頭文字をとった造語です。
テクノロジーの進化により、私たちを取り巻く環境が複雑さを増し、将来の予測が困難な状況にある、という意味です。
コロナを通して、「VUCA (ブーカ) 時代」を実感している方も多いことでしょう。
変化が著しい時代を生きるには、自分の人生の舵取りを他人任せにするのではなく、人生の舵取りを自分でする。
この発想が大切です。
でも、自分のことを一番わかっていないのが自分…、これも事実ですよね。
900年の歴史を誇る四柱推命の知恵をヒントに、人生の舵取りをする力を身につけてゆく。
そのために必要な考え方や行動のヒントを、《四柱推命★フォーチュンセッション》でお届けしています。
くるみ