16日の引退会見の稀勢の里のカラーコーディネイトについて気になったことを、陰陽五行の視点から書いてみます。
この日、稀勢の里は、えんじ色の着物と山吹色のはかま姿で会見に現れました。そして、長襦袢の襟は、青でした。
稀勢の里といえば、安定感のある相撲をとっていた大関時代のまわしが、赤系でした。
そうね、稀勢の里昔えんじ色の締め込みがトレードマークだったわね。 #大相撲 #sumo pic.twitter.com/79bMHS9Tdt
— タママのしもべXV (@beartank001) January 15, 2019
稀勢の里関、お疲れ様でした。日本人横綱という一方的な冠は、さぞ重荷だったことと思います。長年の戦友であった日馬富士関の断髪式に昔の好敵手時代の臙脂の締め込みで参列したり、十八番のスタートラインの歌を贈る姿が好ましかったです。横綱の新しいスタートライン、期待しています。 #sumo
— 推しの為に手を洗うちよたか (@manosuke1192) January 15, 2019
稀勢の里にとって「赤」は特別な色
初場所前、部屋で稽古する様子を取材した記事では、稀勢の里にとって「赤」が特別な色であることを伝えています。
赤系統の締め込みは、2004年新十両の夏場所で、先代師匠の鳴戸親方(元横綱・隆の里)から贈られて締めたえんじ色以来。初場所(来年1月13日初日・両国国技館)での使用は「どうだろう」としたが、相撲人生をかけた初場所で初心に帰る様子をうかがわせた。
出展:稀勢の里、初場所へ初心の「赤」14年前思い出す| スポーツ報知(2018年12月30日7時10分)
えんじ色、山吹色、青。
会見に臨む稀勢の里の、この3色のコーディネイトを見てまっさきに浮かんだのは、命式の五行バランスを示した以下のチャートでした。
このチャートの解説は前回の記事で書いていますので、興味がある方はこちらをお読みください。
稀勢の里の引退と今後。【戊戌】の影響がここにも!?引退会見の稀勢の里の装いは、まさに稀勢の里の命式そのものであり、陰陽五行思想を学んでいる一人として、たいへん興味深いものでした。
「赤い着物と羽織」に感じられる「火」の五行は、活動エネルギーそのもの。
さいごまで情熱と闘志を燃やしつづける姿を示す横綱としてのプライドも感じられました。
稀勢の里は、命式に強く表れている五行(火、土、木)、とくに「赤」が表す「火」の五行を大切にし、これを精一杯に活かした力士だといえます。
稀勢の里は「水」の五行がゼロ
前回の記事で、稀勢の里の命式には「水」の五行がゼロだと書きました。
陰陽五行思想では、自分に足りない五行を補い、五行のバランスを取ることが大切だといわれています。
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2019年の年干支は【己亥】で、「土」と「水」の五行の組み合わせです。
(ちなみに四柱推命は旧暦で見るため、年干支【己亥】が巡るのは来月立春以降になります)
ようやく年干支に「水」が巡りますが、稀勢の里の大運は【戊戌】なので、「土」の五行ダブルの時期はまだ続きます。
したがって、五行バランスをとって運気を調えるには、意識して「水」の五行を補うことが必要です。
稀勢の里にとって、一番不足している「水」の五行と、次に不足している「金」の五行を取り入れ方については、次のとおりです。
「水」の五行の取り入れ方
- 海水浴をする
- 水風呂に入る
- 黒いものを身につける
「金」の五行の取り入れ方
- ドライブや遊園地で遊ぶ
- 機械いじりをする
- 白いものを身につける
ぜひ、ドライブで温泉地へ
稀勢の里を巡る運気の状態は「カラカラに乾いた焦土」のイメージだと、前回の記事で書きました。
カラカラに乾いた焦土の上で、足腰を踏ん張って必死に闘い続けたわけですから、体力が消耗し過ぎていることは明らかです。
そんな稀勢の里へのアドバイスは、自然が豊かな温泉地に出かけて、疲れ切った心と身体を温泉入浴で癒やすこと。
温泉地ではドライブで出かけるのもいいですね。
「ドライブ」「温泉入浴」。
この2つを実行して、欠けている「水」の五行と「金」の五行を補ってもらいたいと思いました。
温泉に浸かったあとは、白いバスローブで身をくるみ(金の五行を補う)、お酒(水の五行を補う)を多少たしなみます。そして、たっぷりと身体を休ませるのです。
ベッドも、普通の布団ではなく「水」の五行を補うためにもウォーターベッドがよさそうです。
以上、稀勢の里の引退にまつわり、四柱推命の視点から3つ記事を書いてみました。
今後は親方としての活躍を陰ながら応援していきたいと思います。
参考 引退会見の稀勢の里時事ドットコムニュース
稀勢の里についてほかにも記事を書いています。よろしければお読みください。
稀勢の里の引退と、元貴乃花親方のダメだし 稀勢の里の引退と今後。【戊戌】の影響がここにも!?