四柱推命ザツ鑑定、105番目は、ぼへみ@あづさんの旦那さんです。
(以下、ぼへみさんと表記します)
母:ぼへみさんといえば、四柱推命ブログ鑑定に、最初にエントリーしてくれた立役者💝
この一言に尽きるでしょう。
2019年4月半ば。
母:ぼへみさんは、「四柱推命は何をもとに読んでいるのですか?」という問い合わせをくれました。
「それならわたしの誕生日を使ってブログに書いてください」
そんな流れで、Twitterのフォロワーさんの鑑定記事をブログで書くことになりました。
母:ぼへみさんの鑑定記事で様々な方が四柱推命鑑定に興味を持ってくださり、エントリーしてくれる展開に。
皆さんの良質なフィードバックで、鑑定スキルを磨いてきました。
このようなツイッターでのやりとりを通して、母:ぼへみさんの長女さん、長男さん、ぼへみさんの旦那さんの家族鑑定を引き受けることになりました。
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まずははじめに、母:ぼへみさんについてご紹介しましょう。
ぼへみさんといえば、ボヘミアン。
プロフィールにある「大胆な引っ込み思案でいい気分になることだけしかしません」という独特のキャッチフレーズに目が止まりました。
ぼへみさんは、双極性障害に悩みながらも、自分らしい生き方を時間をかけて探し続けています。
母:ぼへみさんの内面性を表す干支は【甲戌 きのえいぬ】。
一言でいえば、すべての物事に対して正直で、妥協を許さない人。
ぼへみさんの人生のワインディングロードは、来る2020年5月22日に発売される電子書籍で明らかになります。
『いい気分になることだけでしなくていい!〜無敵になって生きたいように生きる方法』
チェケラです。
すべての物事に対して正直に、あふれる向上心をもって人生の高みをめざす妻:ぼへみさん。
繊細だけど、タフでズボラ、そんなユニークな妻とともに家族をささえるぼへみさんの旦那さんの登場です。
木 もくの五行を持つ ぼへみさんを妻に選んだ秘密もわかりました。
苦しかった半生も最終ステージへ。
52歳の誕生日以降、これまでのきつかった人生の回収に臨み、大手を振って成功を手にする強運のキャリア運(30年間)が始まります。
さっそく四柱推命鑑定を進めていきましょう。
※以下の内容はご本人の承認を受けて公開しています
ぼへみさんの旦那さんってどんな方?
こちらがぼへみさんの夫の命式と通変星のパラメーターです。
四柱でなく、三柱で出しています。
※出生時間が不明のため時柱(じちゅう)は見ていません。
ぼへみさんの夫の内面性や大切したい価値観をまとめたのがこちら。
命式の日柱の十干、干支で読みます。
丁(ひのと)
イメージ:人工の灯火、ろうそく
キーワード:情熱、世話好き、社交性、知恵、愛嬌、移り気、文化
- 熱しやすく冷めやすい(揺れる炎)
- ロマンチストで、理想や志が高い
- 頭が切れて、鋭い感性を持っている(灯火は文明の象徴)
- 周囲からの影響を非常に受けやすい
丁亥(ひとのい) 干支番号24
イメージ:冬の灯火
- 実直で几帳面、まっすぐな人柄
- 中途半端なことが嫌い、万事徹底しないと気がすまない
- 基本的に非常に賢く、物知り
- 損得にこだわらず、人に対して親切(情けが深く、自分が損をしても相手に尽くしてしまう面も)
- 自分らしい発想、自分なりのやり方で物事を築いていくことに喜びを感じるタイプ(趣味が本業となって成功している人が多い)
- 大器晩成型
- 丁亥=生まれながらに霊感を持っているといわれる干支
運が大きく動く時期は?
社会運を示す大運(だいうん / たいうん)で見ていきます。
こちらがぼへみさんの夫の大運表。
ぼへみさんの夫は、22歳前後、52歳前後、82歳前後で30年周期の運気の節目(接木運)を迎えます。
接木運(せつぼくうん)
- 30年に一度巡ってくる方向性が大きく変わる時期
- 4つの大運支の季節の切り替わり(丑と寅の間、辰と巳の間、未と申の間、戌と亥の間)に起こる
- この時期は、これまでの方向性を必然的に変えざるを得なくなるため、その前後の年回りは、新しい運気の流れに馴れるまで苦しい時期と感じやすい傾向がある
- 次に巡る運気に馴れるまでの時間は人それぞれ(短くて半年、長くて2年くらい要する)
52歳〜82歳までの30年間は、超絶パワフルな運気が巡っています。
理由は、身強の星が社会運に巡っているから。
身強の星とは【冠帯 / 建禄 / 帝旺】のこと。
身強の星【建禄(けんろく)】【冠帯(かんたい)】【帝旺(ていおう)】
:運勢エネルギーが強いため、ビジネスなど社会で成功を収めやすい
身強の星の影響を受け、ぼへみさんの夫の社会運は華々しくタフに展開していくエネルギッシュな30年です(52歳〜82歳)
30年周期の人生の大きな節目が訪れて、52歳から運気の流れがガラリと変わります。
人生の後半からアグレッシブなキャリア運が開花していく運勢の持ち主です。
大切なのは、運気の強さに負けないだけの気力、体力を養うこと。
現在、ぼへみさんの夫は40代半ばですが、「30年周期の人生の大きな節目が訪れ、52歳から運気の流れがガラリと変わる」。
これをアタマの片隅において、飛躍に向けて必要な準備をはじめてくださいね。
豊富な経験と知識をさらにブラッシュアップする10年
現在の大運は【印綬 / 衰】。
通変星【印綬】:アカデミックな〝名誉と学問〟の星
- 目上からの引き立て運に恵まれる
- 探求心が強く、勤勉
- 伝統文化や歴史など、古いものへの興味が高まる
- 専門的な分野で「先生」と呼ばれる機会が増える
- 穏やかで愛情深い星。暢気になり過ぎる傾向もあり
(キーワード)習得本能、人に教える、勉強、研究、伝統を守る、母性、思いやり、アタマで考え過ぎる(失敗への恐怖、悩みがち)
十二運星【衰】:イメージは「老人」。思慮深く、知識も豊富、慎重、地味
テーマは、これまでの経験を踏まえて、より専門的なテーマについて学んだり教えること。
42歳からそんな〝学びがテーマ〟の10年が始まっています。
探究心と向学心が旺盛になり、集中力も高まる時期です。
ただ、十二運星【衰】が大運に巡るときは、疲れやすい時期であるともいわれます。
疲れを感じたら、しっかりと休む。
心身の健康チェックも入念に。
52歳前後が30年周期の運気が切り変わりの時期になります(※詳細は上の接木運の解説欄を参照)
52歳の誕生日を迎える2年前から半年くらいの間から〝運気の切り替わり感〟がある方もいるようです。
コンディションを整えて52歳から始まる人生の大きな波に乗って、回収しましょう!
くるみ
こちらのツイート、資料として差し込んでおきますね(笑)
現在の大運(前半)の特長は?
現在の大運について(42〜52歳前後)について詳しく読んでいきましょう。
10年周期の社会運を示す大運は、前半の5年間は天干で、後半の5年間は地支で読みます。
42歳〜(前半)、47歳前後〜(後半)になります。
前半は【甲(きのえ)】の影響を、後半は【辰(たつ)】の影響を受けます。
ぼへみさんの夫の42歳〜47歳前後の5年間は、木の五行(印)に作用が出ます。
こちらはぼへみさんの夫の命式です。
出生時間がわからないため、3柱で作成しています。
ぼへみさんの夫の命式には、木の五行(印)がありません(あったとしても、五行の強弱は「弱」になります)
【印】の星とは【印綬】【偏印】のことです。
四柱推命では、星が入って無い五行に星が巡るときに、その人の運が大きく動く、と読みます。
したがって、42歳〜47歳前後の5年間は、ぼへみさんの夫の運が大きく動く時期になります。
【印】が巡る時期は、いろいろと考えさせられるような時期です。
学びと内省にふさわしい時期。
良い効果が出る場合は、考えることが理にかなっている時期なので、人から尊敬されます。
目上からの引き立てによって大抜擢を受けたり、世話をしてもらうなど、ちゃっかりおいしいところもいただけたり。
資格やスキルの習得にもふさわしい時期で、学ぶことに没頭することで大きな成果が得られます。
悪い効果が出る場合は、人に対して甘えやすく、依存心が強くなり精神的に不安定な時期です。
【印】が巡る時期は、47歳の誕生日前後まで続きます。
現在の大運(後半)の特長は?
つづいて大運の後半について読んでいきます(47歳前後〜52歳)。
大運の後半は、木の五行(印)と、土の五行(食傷)に作用が出ます。
大運前半(42歳〜47歳)の欄で書いたように、【印】が巡るため、学びと内省にふさわしい時期は大運の後半も続きます。
ポイントをまとめておきます。
【印】が巡る時期の特長
学びと内省にふさわしい時期
- ◎考えることが理にかなっている時期(人から尊敬される)
- ◎目上からの引き立てで抜擢を受ける、世話をしてもらる
- ◎資格やスキルの習得にもふさわしい時期(集中力も高まる)
- △人に対して甘えやすく、依存心が強くなり精神的に不安定になる(メンタル疾患にも注意)
大運後半(47歳〜52歳)は、【印】に加え【食傷】にも作用が出ます。
【食傷】が巡る時期は、良い意味でも悪い意味でも自分のこだわりが強くなりやすい時期。
このこだわりを何に発揮するかが、この先の運命に大きく影響することになります。
発展的なもの、価値のあるものにこだわりを持つことが、人生を開いていくためには大切です。
良い効果を示す場合は、交際範囲が広がり、新しい人間関係がつくられていったり、着想やアイデアが活かされて大ブレークする可能性も。
芸術などにも目が向いて、心身ともに楽しく過ごせる時期です。
いっぽう、悪い効果を示す場合は、気分が消耗しやすく感情的になりやすい時期。
人間関係がうまくいきづらく、集中力もダウン。
気持ちが落ち着かなくなり、とにかく神経がピリピリと張り詰めた状態に陥りやすい時期でもあります。
ちなみに、ぼへみさんの旦那さんは日主【丁】で「火」の五行です。
妻:ぼへみさんは日主【甲】で「木」の五行です。
〝焚き火と、熱源になる材木〟の関係なので【丁】にとって、【甲】は一番必要な十干支です。
そのような理由から、妻:ぼへみさんとのコミュニケーションや、ぼへみさんの存在それ自体が、旦那さんの刺激になり、これが開運につながる10年です。
くるみ
ただし、妻:ぼへみさんの日主【甲】にとって【丁】は【食傷】にあたり、エネルギーを吸い取られる関係です(樹木が火で燃やされてしまうイメージ)
旦那さんの〝主体性〟を尊重するように…(笑)
五行思想で読むと、サポートの仕方にはひと工夫が必要のようです
2020年、21年の運気の特長は?
つづいて、2020年(庚子)、21年(辛丑)について。
ぼへみさんの夫の命式の五行では、金の五行【財】と、水の五行【官】に影響が出ます。
ぼへみさんの夫の命式の五行は、水の五行【官】が強いので、この場合は、命式に一つもない金の五行【財】の方により影響が出ます。
【財】は、その人の夢、理想、目的など手に入れたい対象物を意味します。
ぼへみさんの夫のなかで、2020年、2021年の二年間でめざしたい方向が明らかになる、と読みました。
【財】が巡る時期は、非常に社交的になって人を束ねていき充実感もあります。
ただ、人づき合いなどで多忙になることから疲労で健康を害しやすいため、注意が必要な時期でもあります。
もともと、現在の大運に巡る十二運星(運勢のエネルギーを読む)【衰 すい】は「疲れやすい」という意味があります。
忙しさに振り回されて、コンディションを崩さないように留意してください。
ちなみに、もともと強い水の五行(官)は、2022年(壬寅)、2023年(癸卯)と、向こう4年間めぐります。
【官】が巡る時期は、自分の役割に生きる時期。
自分の使命感を持って邁進しているイメージですが、悪い作用としてはストレスがたまりやすく、萎縮しやすい時期でもあります。
ストレスを溜めないよう、自分なりの対策も持っていてほしいところ。
【官】は「身体を動かすこと」に縁のある星です。「運動」は「運を動かす」と書きます。
ストレス対策の一貫としても「運動」はお薦めです。
くるみ
樺沢動画から選んでみました。エアロバイクがお薦めだそうです(笑)
マコなり社長のお薦めのヨガマットを使った筋トレもいいかも…(笑)
まとめ
ぼへみさんの夫へのアドバイスをまとめてみました。
お役立てください。
- 何かテーマを決めて学びを深めよう
- 42歳〜52歳まで大運【印綬】が巡る:テーマを決めてしっかりと勉強したり、資格の取得にも適した時期
- 2020年、2021年、運が動く=健康管理を大切に
- 【財(金の五行)】が動く。ぼへみさんの夫の中で、夢、理想、目標など、手に入れたい対象が明らかになる2年間に
- ただ、人付き合いが活発になり疲れやすくなるのでコンディション管理を大切に
- 2020年〜2023年まで向こう4年間、【官】が動く
- 使命感を持って自分の役割を果たそうと奮闘する時期ですが、プレッシャーも強くなるため、ストレス対策も忘れずに
- 【財(金の五行)】が動く。ぼへみさんの夫の中で、夢、理想、目標など、手に入れたい対象が明らかになる2年間に
- 52歳が人生の節目!ここに照準を合わせて、これまでの人生を回収しよう
- 30年周期の運気の切り替わりが訪れる
- キャリア運が最強の星 身強の星 が巡る
- 52歳からの10年間に巡る【偏印】は、アイデア、インターネット、海外、副業などに縁のある星
半生をザツにふりかえってみた!
ぼへみさんの夫にまつわるツイートを読むなかで、とても印象に残っていたのがこちら。
このツイートのリンク先をたどりながら、ぼへみさんの夫の幼少期のことが気にかかりました。
命式のパラメーターと、大運をあらためて見直してみました。
すると、〝水火激冲(すいかげきちゅう)の憂い〟に見舞われていたことがわかりました。
四柱推命では 火 と 水 の組み合わせは注意を要します。
ぼへみさんの夫の場合、日主 丁 と命式にある二つの【正官】のパワーバランスのことです。
これを四柱推命では、水火激冲(すいかげきちゅう)の憂いがある状態、と読みます。
具体的にどんな状態なのか説明します。
ぼへみさんの夫の日主 丁は、ろうそくや灯火のイメージです。
同じろうそくでも、身弱(みじゃく 日主が弱い命式のこと)なので、メラメラと燃え盛るのではなく、ちらちらとほそぼそと揺れるように燃えているイメージです。
水の五行が強い干支(かんし)が大運や巡るとき、ほそぼそと燃えているろうそくの炎(丁)は、水で消されてしまいます。
これが〝水火激冲(すいかげきちゅう)の憂い〟です。
水火激冲
- 水火激冲とは、五行(木・火・土・金・水)のなかで、最も温度の高い「火」と冷たい「水」がぶつかり合うこと
- 水蒸気が爆発するように大きな衝撃が起こる状態
- 心身の葛藤が起こりやすい
- 精神的不調(自律神経面、ひどいときは抑鬱状態)につながりやすい
ぼへみさんの夫の場合、この〝水火激冲(すいかげきちゅう)の憂い〟を一番受けた時期は、2〜12歳です。
理由は、大運干支に〝推命気温〟が一番低い【庚子】が巡っていたためです。
余談ですが、今年2020年の年干支も【庚子】です。
「景気が冷え込む」と読むこともありますが、新型コロナウィルスで、まさにそういう状態になっています。
命式や命運(大運)を読むときは、推命気温という概念を使います。
推命気温とは、十二支(地支)が表している温度のこと(※ただし、概念としての「温度」です)
亥ー子ー丑の「子」の推命気温が一番低く、巳ー午ー未の「午」の推命気温が一番高い。
図で示すと以下のようになります。
推命気温の低い十二支が命式や命運(大運)に巡る時期は、メンタルが冷え込みやすい時期と読みます。
鬱病などメンタルを病む場合もあります。
以下、0歳〜22歳の大運には、亥ー子ー丑 という推命気温の低い十二支があることがわかります。
大運(22歳〜32歳)、大運(32歳〜42歳)も、それぞれの大運の前半(22〜27歳 / 32〜37歳)は、「水」の五行の十干(壬、癸)の作用を受けます。
ぼへみさんの夫のほそぼそと燃えるろうそくの炎は、水で消されそうな状態だったと読みます。
つねにオドオドしながら必死で自分自身を保っている状態…そんなイメージです。
ぼへみさんの夫にとって、カギになるのは 木 もくの五行です。
木 もくの五行を日主に持つ ぼへみさんを妻に迎えた、というのはとても興味深いと思いました。
ぼへみさんの夫の運気は、42歳から切り替わりました。
上で伝えたように、〝水火激冲(すいかげきちゅう)の憂い〟をもたらしていた「水の五行」の干支は、42歳〜52歳の大運から無くなりました。
大運表だけで想像するに、ぼへみさんの夫は42歳以降、以前よりもだいぶ精神的にラクになったのではないでしょうか。
ただし、ほんとうの意味でラクになるのは52歳以降です。
もしかしたら、ぼへみさんの夫の父親(義父)が「水」の五行の強い命式をお持ちなのかもしれません。
以上、このザツ鑑定も最終コーナーで、かなり重い話題を繰り広げてしまいました。
52歳以降の人生で、これまでも辛い経験は回収できますよ。
そういう運をお持ちですよ。
これを伝えたいと思って書きました。
ぼへみさんの旦那さんの来し方行く末を〝四柱推命〟の視点でふりかえり、あらためて理解するための一助になれば幸いです。
長文読解、おつかれさまでした。
22歳〜52歳の、いえ、0歳〜52歳の数十年間の総仕上げの10年のただなかにいるぼへみさんの旦那さん。
だからこそ、現在の大運(42歳〜52歳)の10年間を大切に過ごしてほしいと思っています。
52歳の誕生日を節目に、大きく羽ばたかれることを心から願っています。
戦慄(せんりす🐿)の四柱推命鑑定師こと くるみによる ザツ鑑定、終了です!
以上。
ビシッ!🗿
妻:ぼへみさんの四柱推命鑑定はこちら
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二つの魁罡(かいごう)の持ち主!不撓不屈の精神で、強運を切り拓け!!