2018年12月22日に放送された『SWITCHインタビュー達人達』に、俳優・柳楽優弥さんが出演していました。
柳楽優弥さんは、2004年、『誰も知らない』で14歳にしてカンヌ国際映画祭 男優賞を受賞したことでも知られています。
この『SWITCHインタビュー達人達』という番組は、異なる分野で活躍する二人の〝達人〟が、それぞれの仕事の極意を語り合う対談形式の1時間番組。
タイトルに〝SWITCH〟とあるように、番組の前半、後半で、2名のゲストが聞き役を交代する構成です。
ゲストの組み合わせの妙と、鋭いインタビューは見応えがあります。
この日の対談相手は、演劇作家・藤田貴大さんでした。
四柱推命【絶】柳楽優弥さん
対談は、「俳優と演劇作家の仕事のスタイルの違い」についての話題になりました。
ポイントをまとめると以下のようになります。
- 俳優=作品ごとに現場が変わり、作品が完成したら解散。これを繰り返す
- 演劇作家=つねに自分がホームで作品づくりに取り組む
- つまり、俳優と演劇作家の仕事のスタイルは正反対である
演劇作家・藤田貴大さんは、このような〝変化のめまぐるしい仕事スタイル〟に柔軟に対応している俳優・柳楽優弥さんに深い感心を示していました。
このやりとりを見ながら、真っ先に予想したのは「柳楽優弥さんの命式には十二運星【絶】があるだろう」ということ。
こちらが俳優・柳楽優弥さんの命式です。
やはりありました。
【絶】は芸能人に多い 十二運星
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)のヒロインを務めた歴代女優97名の命式を調べました。
97名分の通変星を集計し、比率を出して取りまとめた命式がこちらです。
年柱は、その人の生後から成人するまでの運気の特長や、両親や先祖との関係をよみます。
朝ドラの歴代ヒロイン 97名の命式の年柱に十二運星【絶】があるように、芸能人には【絶】を持つ人が多い傾向があります。
【絶】を持つ芸能人
たとえば、このブログで紹介した新庄剛志さん、樹木希林さんと内田裕也さん夫妻も命式に十二運星【絶】を持っています。
十二運星【絶】の特長
四柱推命鑑定で、この十二運星【絶】を気にされる方はかなりいらっしゃいます。
実際、このブログの検索ワードでも「絶」は上位にランクインしています。
十二運星【絶】の性質は次のとおりです。
【絶】の性質
あの世、肉体を失い魂となった状態。イメージは「あの世」
キーワード:天才、気分屋
- 没して再生する輪廻の星、逆転の星
- 融通性があるため、既存のものをきれいさっぱり作り変えていく傾向がある
- 【絶】を持っている人はピュア
- 【絶】は女性より男性に強く作用が出る
- 【絶】を持つ人の人生は、両極端なことが起こりやすく、安定した生活とは縁が薄い
- 地味な環境では能力を発揮しづらいため、普通でない世界に飛び込んだ方が成功する(例えば、芸能界など)
- 人と接するときは、自分のこだわりやエゴを出さないようにすると良い
十二運星【絶】のイメージは、「あの世」。魂がフワフワと浮遊しているような状態です。
この【絶】には「運気が不安定(運が良いときと悪いときのアップダウンが著しい)」という特長もあります。
命式に十二運星【絶】がある方は「不安定な感覚がデフォルト」。
開運のキーワードは「変幻自在」です。
変化にふりまわされるのではなく自ら変化を起こし、不安定さ楽しむことをこころがけて人生を送ることが【絶】を活かす秘訣です。
くるみ
【絶】が、芸能人が多い星としても知られる理由も、なんとなくわかりますよね
【絶】は扱いが難しい星
このように【絶】は不安定な性質を持っている十二運星です。
もっとも、この〝不安定さ〟に吉凶や良し悪しはありません。
実際、【絶】を年柱に持つ樹木希林さんは「役者魂は、一切なりゆき」と語っていました。
何にもとらわれない、融通無碍な生き方。
これが【絶】らしいスタイルです。
ただ、不安定なエネルギーに取り込まれると、たいていの人は感情が揺れ、結果、迷いが生じることもあります。
なによりアップダウンの激しい日々を送れば、気力や体力が消耗します。
だから【絶】という十二運星は、扱いの難しい星といわれています。
くるみ
次に十二運星【絶】を活かすポイントをお伝えします
【絶】を持つ人の生き方、活かし方
十二運星【絶】を活かす方法を3つお伝えします。
これは、十二運星【絶】の真反対に位置する星(裏星という)【建禄】の要素を意識して取り入れるという方法です。
努力を惜しまない
地道に実績を積み上げる
観察力が鋭い
用心深い
この【建禄】の要素も取り入れた十二運星【絶】の活かし方がこちらです。
十二運星【絶】の活かし方
- 【絶】は運気のアップダウンが激しい星であることを知っておく
- コツコツと圧倒的な努力を重ねる
- エゴや執着を捨てて、つねに〝世のため人のため〟を意識して取り組む
- 変化することを楽しむ(変化に対して受け身にならない)
- 観察力を鍛える
- 慎重に意思決定できるように自分なりのチェックリスト用意しておく(日頃から記録を残しておくなどするとよい)
【絶】の生き方、柳楽優弥さんの場合
実際、柳楽優弥さんは、自由と不自由、安定と不安定への対処の仕方について、いろいろ感じてきたことが多かった、と語っていました。
参考までに、番組のスクリーンショットを添えておきます。
【絶】の活かし方、柳楽優弥さんの場合
「自由な状況ほど不自由に感じる瞬間が多かった」と語る柳楽優弥さん。
柳楽さんは、趣味の武道と茶道に勤しんで【絶】の裏星【建禄】を活かしていました。
映画の撮影がなければ、武道2日、茶道2日と、稽古に励んでいる
出展:5月31日配信の『哀川翔のオトナ倶楽部』(AbemaTV)
茶道や武道は、礼儀や心の落ち着きなど、様々なことを学べる
出展:海辺のカフカのインタビュー
十二運星【絶】は、インパクトの強い星です。
くるみ
ちなみに、日柱の十二運星は、動物占いのもとになっている星。【絶】はペガサスなります
四柱推命鑑定で、十二運星は、運勢の強弱(エネルギー)などを読むときに使います。
【絶】以外にも【死】【墓 ぼ】【病 びょう】など一見恐ろしい印象の漢字があります。
これが「四柱推命=怖い!」というイメージにつながっているようです。
命式や命運に【絶】があることに戸惑ったり不安を覚える方もいらっしゃいます。
柳楽優弥さんの武道や茶道を生活に取り入れる法は、【絶】を持っている方にとって参考になると思い、今回紹介しました。
くるみ
四柱推命に興味はあるけど、なんだか難しいなぁと感じている方へ。
まずは、自分の命式の読み方を理解するところから始める。これがお薦めです♬