きょうは節入り日。
2019年6月6日、午前8時5分
月干支が【己巳 つちのとみ】から【庚午 かのえうま】に切り替わりました。
そんな日に、年下の友人からプチ鑑定の依頼がありました。
驚いたことに、彼女の日干支も【庚午】でした。
ここ数年、仕事やプライベートがうまくまわっていないことは以前から知っていました。
現在の運気を知りたいとのこと。
さっそく命式と大運を調べてみました。
生真面目な個性派【庚午】
こちらが友人の命式です。
四柱推命では、日柱の干支で内面的な性質を読みます。
特長は、次のとおりです。
庚午(かのえうま)(干支番号7)
イメージ:夏の小石
- 気品あふれる堅実家
- 生真面目な個性派
- 常に現状の自分に満足しない、自己に厳しく生きるがんばりや
- 基本マイペースお人好しのように見えて、芯はしっかりしている
- 観察眼も鋭い
- 人との約束はしっかり守る
- 人と群れず、己の道を行く
友人はとても真面目なタイプ。
その生真面目さがかえって彼女自身を苦しめている。
そんな印象もあって、前から気になっていました。
アップダウンの激しい運気【絶】にふり回された10年間
彼女は現在33歳、今年2019年の誕生日で34歳を迎えます。
社会運はどうなっているのか?
10年周期の社会運を示す 大運(だいうん / たいうん)を調べてみました。
24歳から現在の10年間の運気の特長は、【比肩】と十二運勢【絶】の組み合わせで読みます。
【絶】の性質
イメージは「あの世」、肉体を失い魂となった状態
- 自由な立場と鋭い感覚が武器
- 両極端なことが起こりやすく、安定した生活とは縁が薄い
24歳から現在の10年間の運気を示す【絶】の性質を一言で表すと〝不安定〟
大運の【絶】は運気のアップダウンが激しい不安定な星。
良いことも悪いことも両極端なことが起こりやすい星でもあります。
実際に友人は、20代半ばに目標を叶えることができて幸福絶頂な時期もあったと聞いています。
【絶】の性質を裏づけるエピソードです。
プライベートや仕事が、彼女の思うようにいかなかった理由は、大運の十二運星【絶】のしわざでした。
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もう一つ注目したのは、友人の命式にある2つの【正官】です。
【正官】は、誠実、信用、責任、行動力の星。
友人の命式にある2つの【正官】。
真面目な星。
そして、優しい気持ちを持った【正財】、勉強熱心で悩みがちな【印綬】。
四柱推命で命式を読めば、彼女のこの10年間(24歳〜34歳の大運)が矛盾や葛藤に満ちていた状況が容易に想像できました。
34歳前後で新しい運気に切り替わる
今年2019年11月、友人は34歳の誕生日を迎えます。
社会運を示す大運は34歳から切り替わり、新たな10年が始まろうとしています。
次の10年の運気の特長は【劫財】と【胎】で読みます。
通変星【劫財】
- 夢や目標に向かって大胆なチャレンジをする〝意地と頑張り〟の星
- 集団や組織づくりも得意
十二運星【胎】
イメージ:胎児(赤ちゃん)
- 心機一転
- 理想を追求する
- 変化を楽しむ
- 多芸多才
十二運星【胎】は、胎児(赤ちゃん) のイメージ。
旺盛な好奇心で、自分自身がどんどん変わっていくこと楽しむ星です。
もうひとつの【劫財】は、リーダーシップの星。
開運のキーワードは、仲間と明確な目標を掲げること です。
仲間とともに理想の世界をめざしながら、変化を楽しむ10年が始まろうとしています。
この記事について
くるみ
この記事は、前編、後編の構成になっています。
後編では、そんな友人に具体的なアドバイスを書いてみました