四柱推命で知る!新元号【令和】の開始日の理由

新元号の発表日である4月1日が来週月曜に近づいています。

きょうは、新元号のスタート日が、なぜ5月1日なのか?

その考え方について、四柱推命の視点で書いてみます。

ポイントは【納音(なっちん)】という概念です。

物事を白紙に戻す【納音(なっちん)】とは?

四柱推命の命式において、その命式の持ち主の「内面的な性質」は、日柱の干支(日干支)で読みます。

もちろん4柱(年柱、月柱、日柱、時柱)の「八字」で通変五行バランスにもとづいて読んでいくことが大切で、日柱以外の干支から、どのような影響を受けているかを考慮することも忘れてはいけない。

現在、四柱推命講座(中級編)を学んでいる浅野太志先生は、そう指摘されています。

ただ、先生曰く「日柱の干支で読む〝一柱推命〟も当たらずとも遠からず。それなりに有用」とのこと。

「平成」がスタートした日と、新元号がスタートする日の命式を調べてみました。

「平成」が始まったのは1989年1月8日で、この日の干支は【戊辰(つちのえたつ)】でした。

〝新元号〟に切り替わる2019年5月1日、この日の干支は【戊戌(つちのえいぬ)】になります。

【戊辰】と【戊戌】の関係を【納音(なっちん)】といいます。

納音なっちん)

天干が同じで、地支が〝冲(ちゅう)〟の関係

 

〝冲〟とは、円形に配した十二支のうち、真向かいに位置する支の関係のこと

※以下では【辰】【戌】の関係のみ矢印を記しているが、全6パターンある

冲(ちゅう)の読み方

【納音】には「物事が崩れたり、できかかったものが白紙に戻る危うい状態」という意味があります

これを逆手にとって「白紙に戻す」になります。

つまり、「平成」時代を白紙に戻して、新たな元号の時代をスタートさせる、というわけです。

こうした考え方で、平成が開始した日干支と【納音】の関係である【戊戌(つちのえいぬ)】の日(2019年5月1日)が〝新元号〟切り替えの日に定められた、と読むことができます。

#新元号を考えてみた、もSNSで話題に

ツイッターでは、「新元号を考えてみた」というハッシュタグも盛り上がりを見せています。

「元号」は、漢字二文字で構成されます。

漢字は表意文字で、意味を形にした文字。

視覚的にイメージしやすい点も特徴です。

できれば、ポジティブな意味を持つ二文字が選ばれてほしいと望みたいところですが、感情をさしはさむ余地のないニュートラルな二文字が選ばれることになるのでしょう。

どんな二文字が、どんな理由で選ばれるのか、発表当日が楽しみです。

2019年の干支【己亥(つちのとい)】は新旧継ぎ目の年。

この流れをバネにして、自分にほんとうに必要なものを見極め、全エネルギーを投じる構えで新年度も過ごしていきたいと思っています。

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