2020年の個人の運気の特長について、十干別にまとめました。
四柱推命は、日干(日柱の十干のこと、日主ともいう)を調べて、年柱、月柱、日柱、時柱の4つの柱にある干支のかかわりを見ながら、その人の資質や性格を読んでいく命占です。
日干(日主)は、生年月日だけで簡単に調べられます。
自分の日干(日主)がわからない方は、まず、以下で調べてみてください。
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2020年の全体運についてはこちらで書いています。
あわせてお読みください。

Contents
自分の日干を調べてみましょう
こちらのサイトで、生年月日を入力して日柱の十干(日干)を調べます。
※出生時間がわからない場合、このサイトは12時で設定されています。そのまま「計算開始」のボタンを押してください。
以下の結果では、日干は【丁】になります。
十干別の2020年の運気の特長、過ごし方
十干別の2020年の運気の特長、過ごし方のポイントをまとめました。
甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸の順になっています。
どうぞお読みください。
甲|きのえ(庚の偏官)
所属している組織やコミュニティに対して「どんなふうに貢献できるか?」
ここに目を向けて、自分を高めていくと良い年まわりになります。
「何が必要で何が不要か?」
これを見きわめることで、はたすべき役割がはっきりと見えてきます。
見栄をはらず、折り目正しく行動することで周囲からの人望も集まります。

乙|きのと(庚の正官)
与えられた役割を自分のなかで消化できるか、が課題になる一年です。
そのために必要なのが「自分の軸」を明らかにし、これをつくる努力をすること。
今年は頭が冴え、物事を落ち着いて考えることができる時期でもあります。
前に前に進もうとする攻めの感覚と、その場で足踏みをしてしまう臆病さ。
こころが揺れてしまうときは気持ちを鎮め、静かにおちついて考える時間をつくるとよいでしょう。

丙|ひのえ(庚の偏財)
やりたいことや目標が具体的になり、これに全力を注ぐ一年です。
ポイントは2つ。
①仲間を巻き込んで協力をあおぐこと、②社会への貢献を意識して取り組むこと。
目標にダイナミックに向かうほど、さまざまなことが実現できる年回りです。
ゴールをめざすプロセスや取り組む姿をオープンにして、周囲に魅せていきましょう。

丁|ひのと(庚の正財)
自分のなかでやるべきことや方向性が明らかになり、コツコツと根気づよく取り組みたい一年です。
大切なのは「自分の軸」と「役割意識」をしっかりと自覚すること。
目標やすすみたい方向については、「どうしたら世のため人のために役立てるか?」
社会への貢献を意識するほど、着実な成果につながりやすくなります。

戊|つちのえ(庚の食神)
自分のイメージを着実にかたちにしていく一年です。
ほしい結果を具体的に描くほど、望む成果も得られやすい年回り。
ただし、頑張り過ぎないように。
また、自分を知ってもらいたいという自己表現欲求も高まる年になります。
アイデアや理想を積極的に表現したり発信することが、夢や目標にエネルギーを注ぐことにつながります。
自分ならではの表現と発信のスタイルをつくりあげていきましょう。

己|つちのと(庚の傷官)
【戊】同様、自分のなかでイメージしたものを着実にかたちにしていく一年です。
ほしい結果を具体的に描くほど、望む成果も得られやすい年回りに。
こころがけたい点は、目標を高く設定したり、がんばり過ぎて自分に負荷をかけ過ぎないこと。
※【庚】は陽干で、陰干の【己】にとっては非常にパワフルだから
健康面(とくに胃腸関係)への気づかいも忘れないように。

庚|かのえ(庚の比肩)
進むべき方向が見えてくる〝コト始め〟にふさわしい年回りです。
アイデアが次々と湧いてきて、自分の夢や希望に向かってアクテイブになります。
独立を決めるのにも適した一年に。
ただし、自分を飾り立てたり、頑固さや義侠心が強くなってトラブルを招きやすい傾向もあるので注意も必要です。

辛|かのと(庚の劫財)
【庚】同様、自分の夢や希望に向かってアクテイブになる〝コト始め〟にふさわしい年回りです。
【辛】は精神性の高い十干ですが、年運の天干に【庚】が巡るため、思考や行動はより現実的になります。
ただし、現実性が強くなる半面「自分の軸」がブレやすくなる傾向も。
理想主義と現実主義の間で葛藤を感じやすい傾向のある一年なので、ストレスを溜めないようこころがけましょう。

壬|みずのえ(庚の偏印)
自分自身の力の強さを実感する年回りです。
時代の流れをつかみながら、これを飛躍につなげやすい一年になります。
周囲、とくに目上の人たちからの応援も期待できます。
ただし、アタマの働きも冴えるため何かと暴走しがちな傾向も出やすくなります。
知力をふりかざしたり、自分の利益を優先させようとするとトラブルにつながりやすいので注意も必要です。

癸|みずのと(庚の印綬)
【壬】同様、自分自身の力の強さを実感する年回りに。
アタマの働きも冴え、周囲、とくに目上の人たちからの応援も期待できます。
ただし【壬】同様、知力をふりかざしたり、自分の利益を優先させようとするとトラブルにつながりやすいので注意も必要です。
テーマは「学びを深めること」。学んだことを自分の肥やしにすることができる一年に。

さいごに|十干百態論について
今回、十干別で2020年の運気の特長をまとめる際、十干百態論の考え方にもとづいて通変星を読みました。
十干百態論とは、より深く命式を読み解いていく場合の考え方です。
十干同士の関係を見る場合は、10✕10で計100種類のパターンが存在します。
だから、十干百態論といいます。
通変星は、比肩、劫財、食神、傷官、偏財、正財、偏官、正官、偏印、印綬
全部で10種類あります。
同じ通変星でも、十干同士の組み合わせによって働きが違うため、解釈にもこれが影響します。
くるみ
私くるみの日干は【癸】です。
〝身弱多財〟のため【庚】が巡って開運期になります。
四柱推命の知恵や考え方を、ひとりでも多くの方に届けられるよう、ブログ鑑定を積み上げながら、学びに学んで自分を強くしていこう!
そう思っています。
2020年を素晴らしい年にしていきましょう!
今回の記事は、四柱推命の師匠、浅野太志先生の知見と助言を受けながらまとめました。
浅野先生、お忙しいなかお力添えをありがとうございました(感謝)
四柱推命を実際に学んでみたい方へ
浅野太志先生の講座をご紹介します
十干百態論は、浅野太志先生の四柱推命講座 中級編で学びます。
くわしく以下の公式サイトをご覧ください。
2020年の全体運についてはこちらで書いています。
