山口生まれの童謡詩人、金子みすゞの誕生日に寄せて

きょう4月11日は、大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した日本の童謡詩人、金子みすゞの誕生日です。

金子みすゞといえば、「私と小鳥と鈴と」「大漁」「こだまでしょうか」などが代表作として知られています。

みすゞが詩作をはじめたのは10代半ばのこと。

みすゞは、山口県下関市に移り住んだ20歳ごろから雑誌に詩を投稿するようになりますが、結婚した夫との間に亀裂が生じ、離婚、娘の親権を巡った争いへと発展しました。

夫への抵抗心から、娘を自分の母に託すことを懇願する遺書を遺して自ら命を絶ち、26歳で短い生涯を閉じました。

金子みすゞの命式を出してみました。

こちらが、金子みすゞの日干支【己巳(つちのとみ)

日干支で、その人の個性(とくに内面性)を読むことができます。

【己巳】の特長は、次のとおりです。

己巳(干支番号6)

イメージ:夏の畑

  • 穏やかで大物の器
  • 明るく健康的でサッパリした性分
  • 楽天的で、すべてを包み込むような包容力を持ち、人を上手に動かしていく知的なリーダー的存在
  • 常にはっきりとした物言いをし、こびへつらうことなく、粘り強く物事に取り組んでいく
  • 大変な負けず嫌いで、若いうちから独立している人が多い
  • 天性の芸術の才能がある

日柱では、その人のプライベート(家庭運や恋愛運)を読みます。

日柱の通変星【傷官】と十二運星【帝旺】という星の組み合わせは、「豊かな感性や表現力を発揮して、主体的に人生を切りひらいて大成する人」

金子みすゞが生きたのは、大正時代末期から昭和時代初期。

女性が自らの才能を磨き、自立して生きるには、経済面、社会的な制約の両面で厳しい時代でもありました。

この時代に【傷官】【帝旺】という星を持って生まれた  金子みすゞ という女性の宿命を感じます。

金子みすゞの代表作「わたしと小鳥と鈴と」

金子みすゞの作品には、自然を慈しみ、小さな命にたいする深い慈愛があふれています。

「みんなちがって、みんないい」というフレーズでも知られる金子みすゞの代表作「わたしと小鳥と鈴と」を紹介します。

わたしと小鳥と鈴と

わたしが両手をひろげても

お空はちっとも飛べないが

飛べる小鳥はわたしのように

地面(じべた)をはやくは走れない

 

わたしがからだをゆすっても

きれいな音は出ないけど

あの鳴る鈴はわたしのように

たくさんなうたは知らないよ

 

鈴と 小鳥と それからわたし

みんなちがって みんないい

(出展)私と小鳥と鈴と(金子みすゞ)

金子みすゞの遺稿512篇を発見し、『金子みすゞ全集』を世に送り出した矢﨑節夫さんは、次のように述べています。

「みんなちがって、みんないい」はよく知られたフレーズですが、その一行前には「鈴と、小鳥と、それから私」と書かれています。

ご覧いただくと分かるように、この一文は詩のタイトルで一番最初にいた「私」を最後に持っていきました。「あなたがいて私がいる。あなたと私、どちらも大切」と考えた時にはじめて、「みんなちがって、みんないい」という言葉が生まれてくるのです。みすゞにとっては小鳥も鈴も自分そのものであり、優劣をつけるという考え方はありません。

それが個性尊重ばかり重視されると、私ばかりに重点が置かれ、「みんなちがって、みんないい」の一文が、個人のわがままを助長することに繋がってしまうのです。

また、みすゞの詩は人間や動物にとどまらず無機物に対しても温かな眼差しを向けています。先ほどの詩に「鈴」が詠まれていることからも分かるように、宇宙空間にあるもの、地球上のすべてのものは同等の価値を持つとの考えから、命のある、なしはまったく関係なく、どちらも尊いのです。

(出展)『致知』2011年7月号 特集「試練を越える」より一部抜粋

金子みすゞの『私と小鳥と鈴と』のなかの「みんなちがって みんないい」という一節は、「自分という人間のかけがえのなさ」を思い起こさせてくれます。

同時に、このかけがえのなさという〝存在価値〟は、人間、動物にとどまらず無機物まで「命の有無」にかぎらず、みな尊い存在であること、みすゞは作品を通して伝えています。

「自分を変える」ではなく「自分に還る」

生年月日と出生時間で読み解く「四柱推命」や「西洋占星術」などの「命占」は、自分の命式を視覚的にとらえられる点が特長の一つです。

ちなみに四柱推命は、年柱、月柱、日柱、時柱に一つずつ含まれている十干と十二支、つまり合計8文字の干支でその人の命式を読み解いていきます。

十干と十二支の起こりうる組み合わせは、60通り。

ただし、年柱と月柱、日柱と時柱の組み合わせには法則性があるので、すべての組み合わせバターンは、年柱(60)× 月柱(12)× 日柱(60)× 時柱(13)となり、561,600通りになります。

そう、561,600通りです。

「自分を変える」のではなく、大切なのは「自分に還る」こと。

このことを老若男女を問わず、誰もがこころの底から実感し、自分の星を活かす時代を迎えていることを強く感じています。

四柱推命で自分に “還る”

今年のゴールデンウィークは連休が多く、多少なりとも時間的な余裕がありそうです。

「命式」や「通変五行バランス」に興味がある方のために調べて差し上げる企画を検討中です。