四柱推命で読む2021年の運気(全体編)

2021年という年は、どのような特長の一年になるのでしょうか。

昨年につづいて今年も、2021年の運気の特長について、十干十二支「世」という時間の単位を踏まえて書きました。

この記事は、①全体編(世の中全体)②十干編(個人)の2部構成です。

くるみ

自分にとって2021年がどんな一年になるのか? ②十干編もあわせてお読みくださいね

時間の単位「世」「運」の干支で読む

四柱推命は「年」「月」「日」「時」という4つの時間の単位を干支(かんし)に置きかえて読む占いです。

この「年」「月」「日」「時」という単位以外にも「(げん)」「(かい)」「(うん)」「(せ)」「(ふん)」「(びょう)」という単位があります。

一世=30年

一運=12世(360年)

一会=30運(10,800年)

一元=12会(129,000年)

これらの時間の単位は、中国は宋の時代の儒学者である 邵 雍(しょうよう)による『皇極経世書』という本に書かれています。

個人の運命を四柱推命で読む場合は、「年」「月」「日」「時」という4つの時間の単位(四柱)を使って読みます。

ただ、世の中を取り巻く運気を読むには、これより上位の時間の単位を見る必要があります。

そこで着目したのが「一世(30年)」「一運(360年)」という時間の単位と、これらに付随している干支です。

一世の干支【乙亥】、一運の干支【甲戌】

一世の干支は【乙亥(きのとい)】、一運の干支は【甲戌(きのえいぬ)】になります。

一世の干支【乙亥】は2014年から、一運の干支【甲戌】は1684年から始まり、いずれも2043年までつづきます。

今回、これを書き進めながら興味をそそられたのは、「一世」と「一運」の干支の切り替わり時期が〝2045年問題〟として注目されているシンギュラリティの時期とほぼ重なる点です。

「シンギュラリティ」とは、技術的特異点の意味。

「シンギュラリティ」とは、人工知能(AIartificial intelligence)が発達し、ついに人間の知性を超えることによって起こる私たちの生活上の変化を表した概念のこと

この「シンギュラリティ」が訪れる時期が、30年周期の「一世」、360年周期の「一運」の干支の切り替わり時期と重なる。

これは、干支学の視点から見てもたいへん興味深く感じられます。

くるみ

さっそく本題の「2021年の運気の特長」について進めていきましょう!

2021年の年干支【辛丑】で読む

2021年の年干支は【辛丑 かのとうしです。

四柱推命では、一年の始まりは立春です。

2021年2月3日(水)23時59分。年運干支【辛丑】に切り替わります。

年運干支【辛丑】は、天干が【辛】、地支(十二支)が【丑】の組み合わせです。

ちなみに、2020年の年干支は【庚子 かのえねでした。

【庚】と【辛】の違いとは?

【庚】と【辛】についていえば、【庚】は破壊力はあるものの、斬れ味が悪い斧。

これに対し【辛】はカミソリのようなシャープな刃です。

したがって、物事においても、細部にわたって問題が浮き彫りとなり、より完成度の高いものが望まれることになります。

それだけに、完成した暁には「価値ある素晴らしいもの」ができ上がることでしょう。

また、説文解字によると、【丑】という文字には「手を伸ばしたかたちで物をつかむ」という意味があり、【辛】【丑】を合わせると、「より洗練されたものや完成度の高い世界を求めて、皆がこれを手でつかむ」となります。

つづいて、30年間の世干支【乙亥】の世干【乙】からの百態論から見てみましょう。

【庚】【辛】も、痛みを伴う、好ましくない「官星」になります。

世支に巡っている「亥」の影響で、年支に巡る「子」も「丑」も北方合半会して「水の五行」になります。

※金剋木の通関神(剋をやわらげる星)は「水」になります。

つまり、「金」の痛みはありつつも、「水」に守られて必ずや生き残っていけると、とらえられます。

六十干支【辛丑】の意味とは?

ちなみに、六十干支の意味についていえば、【庚子】は「深い水の底に金の塊が沈んでいく」のに対し、【辛丑】は「汚れながらも、生金されて宝石が生み出されていく」となります。

2020年【庚子】は、〝手探り〟で初めてのことに挑むような象意に対し、2021年【辛丑】は、これまで培った経験が生かされ、混迷のカオスのような状態は回避される、といえます。

【庚】は〝物質〟の星ですが、【辛】は〝精神性〟の星です。

西洋占星術の世界では、折しも2020年12月22日から「地の時代」から「風の時代」に入ったといわれています。

干支の視点からも、2021年は、物質的なものよりも精神的なもの、より洗練されていることが物を言う時代になるでしょう。

一世【乙亥】から見た2021年の運気は?

専門的な説明が長くなりました。

2021年の運気を、一世の干支【乙亥(きのとい)】と、今年の干支【辛丑(かのとうし)】で読んでいきます。

一世の干支【乙亥】と2020年の干支【辛丑】との関係は、【乙】にとっての【辛】で【偏官】となります。

したがって、2021年の全体運は、通変星【偏官】で読みます

MEMO

四柱推命で個人の運気を見るときは、通常「日」の天干を軸として見ます。ただし、世の中の世相を見るときには、「世」の天干を軸に見ていきます。

ちなみに、一族のつながりが強かった唐の時代の李虚中の占術は、一族の運を見る「年」の天干を軸に運命鑑定をしていました。

2021年の全体運の特長と過ごし方のアドバイスは、次のとおりです。

運気の特長とアドバイス

◆ 2021年の全体運の特長

①〝本物志向〟がより強くなる

②まじめに精進してきた人だけが生き残れる

③誰もがオリジナルな価値(独自性)を追求する

 

◆ 具体的なアドバイス

  • 自分自身が世の人々に与えられる「価値」は何か? この問いに真剣に向き合い、行動し、成果を出す努力をする(成果は小さくてもよい)
  • 自ら課題を設定し、これにストレートにぶつかっていく(このプロセスが絶好の学びの機会になる)
  • 自分にしかできないことを一つひとつコツコツと積み上げ、自分の根っこを強くし、根を地中にしっかり張り巡らせる

以上、2021年【辛丑】の運気について、30年周期の「一世」という時間の単位も採り入れてお話ししました。

今回の記事は、四柱推命の師匠、浅野太志先生の知見と助言を受けてまとめました。

浅野先生、お忙しいなかお力添えをありがとうございました(感謝)

 

四柱推命を実際に学んでみたい方へ

浅野太志先生の講座をご紹介します

 

四柱推命講座|初級編 Zoom版|第2期 :2021年1月17日~3月14日

四柱推命講座|初級編|第18期日曜コース):2021年3月28日~5月23日

四柱推命講座|中級編|第16期(日曜コース):2021年5月30日~7月25日

四柱推命講座|中級編 Zoom版|第2期 :2021年8月22日~10月17日

 

十干百態論は、浅野太志先生の四柱推命講座 中級編で学びます。

くわしく以下の公式サイトをご覧ください。

浅野太志先生の公式サイト

十干編もあわせてお読みください。

四柱推命で読む2021年の運気(十干編)

〝自分軸〟をより強くする一年に!

2020年12月22日、西洋占星術の世界では「地の時代」から「風の時代」に入りました。

これは約200〜240年ぶりの天体の変化で、社会全体をおおう価値観が、有形価値から無形価値へと大きく変わるパラダイムシフトです。

コロナウィルス感染症の流行によってリモートワークが増えるなか、わたし自身も「風の時代」のキーワードを実感する日々を過ごしています。

「地の時代」「風の時代」のキーワード一覧

ご紹介したキーワードからわかるのは、誰もが自立した個人として、自分らしく生きることが大切になる時代を迎えたということ。

一言でいえば〝自分軸〟をしっかりと持つことが重要になります。

誰かの指示を待つのではなく、自分はどう考え、何をすべきか? 何ができるのか?

これを問われることが当たり前の時代になったのです。

だからこそ、自分の資質を知り、自己理解を深めることが大切だと思っています。

自立した個人として自分以外の人々や集団とかかわってゆくには、まずは自分自身について知る必要があると考えているからです。

今年も、900年の歴史を持つ四柱推命の叡智で自己理解を深めたいと望む方々と、《四柱推命★フォーチュンセッション》を通じて〝こころの対話〟を重ねてゆきたいと思っています。

2021年も、手応えのある、実り多い一年にしてゆきましょう!