稀勢の里の引退と、元貴乃花親方のダメだし

初場所の初日から三連敗していた稀勢の里が、きょう現役引退を発表しました。

2017年、初場所で初優勝し、第72代横綱に昇進。翌2018年、春場所で逆転優勝をしましたが、この時に負った左腕などの怪我に最後まで苦しみました。

モンゴル出身の力士が活躍するなか、三代目若乃花以来19年ぶりの日本出身の横綱としても注目を集めました。

稀勢の里の日主は〝THE 力士〟の星

稀勢の里の日主は【戊(つちのえ)】。まさに〝THE 力士〟の星です。

【戊の特長

  • 自然界のイメージは「山」
  • 圧倒的な存在感と頼りがいがある
  • 粘り強く簡単に諦めない
  • 意外と頑固
  • 人を引きつける魅力がある
  • 組織づくりや調整能力が抜群

物静かで、向上心にあふれる稀勢の里

浅野太志先生の講座で学んだ「命式全体の通変バランス」にもとづいて、稀勢の里の命式を読んでみました。

稀勢の里の命式は、漏星(食傷)と財星が陥没しているタイプです。

稀勢の里の命式の通変バランス

漏星(食傷)と財星が陥没タイプは、次のような特長があります。

  • 物静かな感じで頭がよい
  • 非常に真面目
  • 身の回りのあらゆるものから常に学び取り、向上心にあふれている
  • 社会の中での自分の評価に囚われやすい傾向がある

元貴乃花親方の一言で心がぽっきり折れた?

今回、稀勢の里についてふりかえるために、いくつか記事をあたりました。

一番気になったのが、「稀勢の里が、元貴乃花親方の一言で心がぽっきり折れてしまった」という記事です。

気になった理由は、記事の内容が、稀勢の里の中心星【印綬】と重なったため。

稀勢の里の命式

その記事を引用してみます。

「元貴乃花親方は、本調子でなくても、稀勢の里の正攻法の取組を評価していた。ところが貴景勝との立合いで、あろうことか張り差しを食らわした。これは白鵬の得意技で、横綱としては禁じ手といわれ、元貴乃花親方がもっとも嫌うこと。

これをテレビで観戦していた元貴乃花親方は失望した。ある親方に、『稀勢の里があれをやるようになったらもう無理だよ』と伝えた。その言葉が数日後、本人の耳にも届いた。尊敬していた “師匠” の苦言に、心がぽっきり折れてしまったようだ」

出展:週刊FLASH 2018年12月4日号

稀勢の里の価値観を表す、名誉の星【印綬】

中心星【印綬】には次のような性質があります。

中心星【印綬】について

  • 印綬は名誉の星
  • 物質的なことよりも精神的な資産形成が重要
  • 自己実現イメージは、誰からも品性や徳が高いと認められること

元貴乃花親方、稀勢の里の共通点といえば「ガチンコ相撲」があげられます。

この「ガチ相撲」を重んじる精神を、中心星【印綬】に見ました。

まっとうな道をたどって、あるべきステージに達すること。中心星【印綬】の人にとって、これが最重要なのです。

ところが、元貴乃花親方の愛弟子との立合いで、横綱として禁じ手を使ってしまった。

つまり、中心星【印綬】が重視する価値観とは真逆のことをやってしまい、さらに、これについて心の師匠・元貴乃花親方からダメだしをされる。

この一件は、稀勢の里のセルフイメージを大きく揺るがす出来事になったのではないか?

命式の中心星【印綬】と重ねて、そんなふうに考えました。

きょうの記者会見で、「横綱として、皆様の期待にそえられないということは非常に悔いは残りますが、土俵人生において一片の悔いもございません」と涙をこらえながら話した稀勢の里。

その稀勢の里にとって、大運と、年運ともに「土」の五行【戊戌】が巡る2018年はどんな年だったのか?

これについては、次回書いてみようと思います。

「命式全体の通変バランス」については、こちらの本を読みながら調べてみました。

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稀勢の里についてほかにも記事を書いています。よろしければお読みください。

稀勢の里の引退と今後。【戊戌】の影響がここにも!? 稀勢の里へのアドバイス:「水」の五行を補うヒント