2018年いっぱいで芸能活動を引退したジャニーズのタッキーこと滝沢秀明さんが、『金曜日のスマイルたちへ(金スマ)』に出演(放送は2018年12月28日)。
こちらで、滝沢秀明さんとジャニー喜多川社長の日干支が「律音(りっちん)」であることに触れた記事を書いたこともあり、タッキーの命式を眺めながら番組録画をじっくりと見ました。
努力家で、苦労の末に幸せを勝ち取る【辛(かのと)】を日干に持つタッキー。
番組は、滝沢秀明さんの仕事に対する真摯な姿勢や、ジャニー喜多川社長への深い謝意が十分に感じられる内容で、とても見応えがありました。
番組内容と命式を照らし合わせながら気になった点について書いてみます。
Contents
年柱【印綬】が示すお母様との深い縁
トップアイドル・滝沢秀明さんの精神的な支えは、お母様への強くて深い愛情です。
滝沢さんの両親は、滝沢さんが幼少期に離婚され、お母様はシングルマザーとして三人の子ども(兄、姉、滝沢さん)を女手一つで育てることになります。
暮らしぶりは一変に、極貧生活へ。
「母を楽にさせてあげたい」
中学生になった滝沢さんは、「どうやったら子どもも働けるだろう?」とばかり考えていたといいます。
この過酷な生活を抜け出すために滝沢さんは自らジャニーズ事務所の扉を叩き、ジャニー喜多川社長と出会い、アイドルの道を歩み始めます。
滝沢さんにとってお母様との深い縁は、年柱【印綬】が示しています。

滝沢秀明さんの命式
20代で成功をなし遂げた著名人は、命式の年柱に【印綬】を持っている方が多い傾向です。
具体的には、フィギュアスケーターの高橋大輔さん、浅田真央さん、羽生結弦さん、元貴乃花親方、そして、先日現役引退した女子レスリングの吉田沙保里さんなどがあげられます。

高橋大輔さん

浅田真央さん

羽生結弦さん

元貴乃花親方

吉田沙保里さん
参考までに、冬季オリンピックに出場したフィギュアスケート選手(64名)の命式をご覧ください。
これは、一人ひとりの命式の日干支、通変星、十二運星を集計し、運勢に影響する比率を換算してまとめた命式です。
命式のエッセンスを抽出した「集合命式」といってよいかもしれません。
これを見ると、初年運を示す年柱【印綬】に共通点を見いだせます。
実際、【印綬】には「母親」という意味があります。
【印綬】について
- 【印綬】は実母を意味(もう一つの「印星」【偏印】は継母を意味)
- 「年柱」にある場合は、家系が正しく、裕福な家庭に生まれた人とし、祖先の加護で衣食住に恵まれるとする
命式を集めてみると「初年運の母親の影響と青年期の活躍の相関性」が見て取れます。
・
余談ですが、先日引退された吉田沙保里さんの記者会見では、最後の花束贈呈でお母様が登場されました。
とても柔らかい雰囲気を持った女性という印象でした。
女子レスリング個人で世界大会16連覇、個人戦206連勝を記録、2012年には13大会連続世界一でギネス世界記録にも認定されるほどの厳しい選手生活を影で支え抜いたお母様とは、どのような人物で、吉田選手の33年間をどのように支えてきたのかについて、とても興味が湧きました。
吉田沙保里さんの半生を紹介する番組があったら、ぜひ、見たいと思っています。
ジャニー社長のハイレベルな要求に、創造的に応えつづけるタッキー
滝沢秀明さんは自身が主演を務め、ジャニー喜多川社長が作・構成・総合演出のミュージカル作品『滝沢演舞城』に2006年から携わっています。
2010年より『滝沢演舞城』は、主演のみならず演出も滝沢さんが務めることになり、演目も『滝沢歌舞伎 -TAKIZAWA KABUKI-』に改めて公演は続いてきました。
ファンを満足させる舞台づくりに対するジャニー喜多川社長の、滝沢さんへのオーダーはハイレベルで目を見張りました。
◎タッキーが語るジャニーさんの教え
①普通じゃないものを作れ
普通はほかでも見れる、そこになにかプラスアルファーを
②舞台から姿を消すな
主役がステージ上に、10分も15分も居なくなるのは反対だ
→舞台上で女形に生化粧 pic.twitter.com/347RH11zf6— sho-beat (@bayst_0617) December 28, 2018
滝沢さんは、演出家&主演として要求されている内容の本質をくみ取り、これをいかに表現するかを徹底的に考え抜き、ジャニー社長の期待に応え、女性ファンの満足につなげる努力を惜しみません。
命式の【食神】【傷官】、年柱の【冠帯】(華やかさ、女性を相手に成功する星)が十分に活かされています。

滝沢秀明さんの命式
美意識が高く、表現とセンスの星【傷官】が2つあるタッキー
滝沢さんの命式に2つある表現の星【傷官】に注目しました。
【傷官】の性質
- 芸術家肌で完璧主義者
- 美的センスが高い
- 仕事に対するこだわりは自分に対しても人に対しても厳しい
- 周囲への気遣いもできる反面、ズボラなことが大嫌いなため、気が利かない人には不満がこみあげてくる
- 物事に対して、一見理性的で判断しているように見えて、じつは感情や好き嫌いで動いている傾向が強い
- 目下に優しく、温情深い
この【傷官】の性質は、『滝沢歌舞伎』の舞台はもちろんジャニー喜多川社長の誕生会の運営にも反映されていました。
滝沢さんがSP(Security Police、SP)が使うようなプロ仕様のインカムを自前で用意している場面を見たときは、【傷官】が2つある命式と重なって思わず膝を打ちました!
誕生会の運営を裏側で取り仕切る滝沢さんの仕事ぶりがいかに緻密で徹底されているかが、よくわかるツイートです。
◎ジャニーさんの誕生会
タッキーの様子を語る斗真くん、山P、潤くん、深澤くん、北山くん
・インカムつけてJr.を配置
・Jr.もインカムをつける
・所属タレントの入りの指示等
・マッチさんの飲み物お代わり指示
・インカムはタッキーの自前
・飲み物等は持ち込み、役割分担がある pic.twitter.com/A4U3vJBV7Q— sho-beat (@bayst_0617) December 28, 2018
番組は、滝沢さんの仕事へのこだわりやクオリティの高さと、ジャニー喜多川社長への厚い信頼が随所に感じられる内容でした。
滝沢さんは芸能界引退後、演出やプロデューサーとしての活躍が決まっています。
去る1月11日には、演出を滝沢秀明さんが手掛ける舞台『滝沢歌舞伎ZERO』の記者発表も行われました。
「艱難辛苦、汝を玉にす」を地で行くタッキー
幼少期、両親の離婚で父を失った滝沢さんにとって、ジャニー喜多川社長の存在は所属事務所の経営者である以上に、父であり、師匠であり、プロフェッショナルな仕事師です。
過酷な暮らしから抜け出し、持って生まれた芸能にまつわる才能【食神】【傷官】【印綬】を磨く機会をくれたジャニー喜多川社長へ恩返しをしたい。〝ジャニーズ〟という芸能文化を継承するために、裏で支える立場で全エネルギーを注ぎたい。
芸能界を引退し、ジャニーズ事務所の経営側に携わるタッキーの決意が必然のものであると感じられました。
・
「艱難辛苦、汝を玉にす」という言葉は、日干に【辛(かのと)】を持つ滝沢秀明さんの生き方に重なります。
幼い頃の様々な苦労も前向きに受け止め、努力を重ねてきた滝沢さん。
今度は、ジャニーズの数々の原石を磨き上げる役目として邁進されていくことでしょう。
タッキーこと滝沢秀明さんとジャニー喜多川社長の相性「律音(りっちん)」について書いた記事はこちら
